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ラジオ番組 ミラクル・サウンド・バイブレーション 2022.11.2選曲リスト

お仕事で福岡に来ていることもあり、今回は福岡出身の歌手を取り上げてみました。

では早速一発目

松田聖子 / Rock'n'roll Good-bye

いきなり聖子かよ!
いやいや侮るなかれ。この声凄いですよ。
僕が初めてこの曲を聴いたのは、大瀧詠一のこの作品集で。

テレビやラジオで耳にする松田聖子の曲しか知らなかったので、意外な発見でした。
オリジナルアルバムは1982年リリースなので松田聖子20歳の時。
ブリブリとアイドルしてる曲調と歌い方ですが、声の抜けと完璧な音程は“ただのアイドル歌手”じゃないな、と思わずにいられません。
“ハタチ”ですからね。表皮は少女の声だけど、中身は熟成した芯の太さのあるトーンを感じます。天性の声ですね。

以前、こんなエピソードを何かで読んだことがあります。
ムツゴロウさんが若き日の松田聖子の口を診たらしいんですが、口蓋が普通じゃなかったらしいです。大きく深かったと。興味深い話です。

とにかくピッチにブレがないのでキレが良く安心して聴ける声です。

ではお次

井上陽水 / いっそ セレナーデ

語るまでもありません。井上さんです。
いきなりボーカルからの出だしで引き込まれる曲ってそれ程ない気がします。

色艶・太さ・ふくよかさ

井上陽水の声の醍醐味は、その独特の世界観と相まって一瞬で空気を変えます。
肺が大きいんでしょうか?あるいは肺の使い方が上手いのか?
声に変換された空気の膨らみが本当に気持ち良い。
巨漢のイメージがあったんですが、公表178㎝とのことなのでそこまでではないですね。声を響かせる技術と身体のつくりなのでしょう。

それにしても、このタイトル。
嫉妬を覚えるセンスです。

ちなみにこの本面白いです。残念ながら絶版みたいですが、古本屋で見つけたら手に取ってみて下さい。

あ、エピソードついでに一つ。
井上さん、かなりの大食漢らしいですね(今は分かりません)。
「あいつ朝からカツ丼食うんだよ」ってタモリが言ってました。

髙橋真梨子 / あなたの空を跳びたい

素晴らしい声と表現力
涙が出ます。

こういう方がいるのはギフトだと思います。

相当華奢な方とお見受けしますが、一体どこからあんな声が出るんでしょう?
喉からですね。

深い声です。
もちろん歌い手としての技量の話なのでしょうが、魂やこころを感じる本物の歌声を持つ歌姫、いや髙橋真梨子は歌女王というに相応しい存在。

数々の名曲はイントロだけでバブリーな時代が呼び起こされるくらいあの時代とマッチしていたわけですが、彼女の円熟した歌声には時代を越える力強さがあります。

今回のツアーで引退されるとのこと。
大変お疲れ様でした。
記事を書いていたら生声聴いてみたくなってチケット探したら、既に関東での公演は完売。残念。。

ASKA / はじまりはいつも雨
https://youtu.be/wFTbWP73Fek

こちらも声お化け

ミスチル桜井氏も良い味出しているのですが、対比として面白い組み合わせです。
ワンフレーズで観客を魅了する歌声は鳥肌モノ。

マイクと口の距離が。。
まるで声が球体で出ているようです。

こちらもてっきり大柄な人かと思っていたらそうでもないようですね(公表サイズ170㎝)。声量恐るべし。

10年くらい前だったか、、テレビ(NHKだったかな〜?)で生ピアノ(小林武史だったかな〜?)でのスタジオ収録の映像を観たけれど、震えるほどの倍音を含んだ深い歌声にビビりました。
YouTubeで探したけれど出てこない。。
どなたか覚えていたら教えて下さい。

CHAGE & ASKA / BIG TREE

最後にもう一発
チャゲアスって“デカい” ホールが合いますよね。
ドラマチックでゴージャス。時代背景もありますが。

個人的に、飛鳥涼の作る曲には大陸性を感じます。メロディーといい曲の雰囲気といいその声といい。スケールがでかいのでそう感じるというところもあるでしょう。
坂本龍一にそのことを指摘されて「そうではない!」と怒ったらしい、と齊藤さんに教えてもらいましたが。。


以上、福岡のみならず我が国の至宝とも呼べる歌声の方々を取り上げることとなりました。

次回は11月16日(水)20:00〜
ではまた!


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