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#10|福岡・空き家賃貸物件が完成しました! 【空き家再生】
こんにちは、365 WORKSのフジイです。
第1話でお知らせした『地方にセルフリノベで賃貸物件をつくる』計画が
無事に終わり、ついに物件が完成しました。
今後少しづつ、部分ごとに詳しくまとめた記事を公開していきますので、
リノベーションや物件修繕に役立ててもらえれば嬉しいです。
計画のおさらい
BEFORE
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![](https://assets.st-note.com/img/1698765254900-xMiijvE59K.jpg?width=800)
築古34年のよくある平屋で、
設備も劣化が進みあまり綺麗とは言えない状態でした。
しかし躯体(家本体)はしっかりしており、
内側の表層のみ綺麗にすれば十分使える状態でした。
AFTER
およそ1ヶ月半の工事期間を経て、
このような感じに様変わりしました。
リビング
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120427961/picture_pc_e41f37fe81f677dc0217eadf6075a009.png?width=800)
リビングは畳から板間に変更。
緑色だった土壁は白く塗装し、
床と壁にラワン材の板張りしアクセントに。
残す部分は残し、適度な古さを活かし
ヴィンテージな雰囲気の空間を目指しました。
キッチン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120429897/picture_pc_5769ebb3560c89dd3d9a1af7d7a8af90.png?width=800)
古いシステムキッチンを解体した後は、
リビングと統一したラワン材でオリジナルキッチンを制作。
広々としたキッチンとオープン収納で、
使い方も置く物も制約がなく自由な使い方をしてもらえます。
床は板間から素材を変えて塩ビタイルを貼り、
水に強いだけでなくと空間を分ける効果も。
個室
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二間続きの和室の片方のみ板間に変更。
個室としても寝室としても使ってもらえる空間を想定しました。
押し入れだった右奥はワードローブに。
(ワードローブバーと手前に目隠し用のカーテンレールを設置)
向かって左は、隣の和室と繋がっています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120430187/picture_pc_009e40b6437a78f796733d71de70ee78.png?width=800)
元和室の右手前には、
押し入れを解体してワークスペースに改造。
簡単はカウンターを設け、
こもれて作業のできる空間にしました。
間仕切りは障子紙を剥がしただけの
格子戸を再利用。
和室
![](https://assets.st-note.com/img/1698764010961-xxFiWzLFDa.jpg?width=800)
唯一そのまま残した和室。
壁を塗装し、畳は表替えをし、
照明を交換しています。
洗面所
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120430094/picture_pc_6fcf189eb5d060e8bbfaf6c6d83234ee.png?width=800)
古い洗面化粧台が残っていた洗面所には、
横長いカウンターのオリジナル洗面台を制作。
反対側に浴室があるので、
脱衣所として使うスペースにもなります。
左下には洗濯カゴ、右下にはタオルなどをしまってもらう想定です。
トイレ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120430190/picture_pc_b683875dc213281bd49db4b20b8c0a68.jpg?width=800)
タイル貼りだったトイレは、
表面に違う素材を貼っただけだが全く違う印象に。
居室と同じような素材にしたため統一感があります。
浴室
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/120430243/picture_pc_b70bcf9c34a4e3a234579c0f5a70a32f.png?width=800)
全体的に青い印象だった浴室は、
壁のタイルとパネル貼り、床の専用シート貼りでなるべく古さを消しました。
浴槽は変えれなかったため、
シャワー一式はレインシャワーヘッドがある機能的なものを設置。
まとめ
最近よくある築古物件のリノベーションは、
全体的に解体しツルツルピカピカな“新築のような”手の入れ方をすることが多いです。
それでは費用はたくさん掛かってしまうし、
古い部分とのバランスが悪く、チグハグな家になってしまいます。
そのため今回は「今後の空き家再生計画」と「不動産投資であること」を
念頭に、築古であることを最大限活かすリノベーションを意識しました。
そのために、
・デザインイメージは1950年代の「ミッドセンチュリー」
・使える所はそのまま使う
・新しく作る部分は、元の部分との調和を第一に
と、いう点を大切にしました。
日本中に無数に存在する空き家をなるべく低コストで、
最大限に魅力的になるような手の入れ方を、
この一棟目でいろいろと研究できたように思います。
日本の社会問題でもある“空き家問題”。
これを皮切りに“空き家問題”を、
リノベーションの観点で解決していきます。
これからはシリーズで細かい部分の使用やつくり方など
お届けしていく予定です。
お読み頂きありがとうございました。
フジイ トモキ / 365 WORKS・代表
(@365_works )
「家をつくる、日々をつくる」を コンセプトに
住宅リノベーションを デザイン・セルフビルドしています。
主なお仕事
・住宅のリノベーション
・家具の製作
・DIYの相談、手助け
1990年生まれ、瀬戸内→大阪→東京→瀬戸内
▶︎Blog:Magazine 365
▶︎Instagram : @365_works
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▶︎note : Magzine 365
お読みいただきありがとうございました。
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