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パンへの想いに気付いた話

わたしがパンが好きだ。
こんなnoteを始めるくらいだから、さぞ幼い頃からパンが好きなのだろうと思うかもしれない。しかし、わたしがパンが好きだと認識したのは、なんてことない数年前の話なのだ。

父がゴルフの帰りに買ってきてくれる食パンがあった。いつかこのブログでも紹介したいと思うのだが、その食パンは「食パンなのにフランスパン」だった。
食パンの形をしているのに、フランスパンのようにハード。
焼くとパンくずが口の中で凶器になる程バリバリ。
食感が軽く、胃袋に召喚されていくスピードが異常。
おいしい。毎日この食パンを食べたい。
わたしはこの食パンの虜になり、父がゴルフに行くたびにここの食パンをねだるようになった。
知らない間に、家族から「本当にあんたはパンが好きだね」と言われるようになり、ここで初めて自分がパン好きであることを自覚した。

考えてみれば、母はよくパン屋さんでパンを買っていた。朝は必ずパンだったし、学校から帰ってきて小腹を満たすのもパンだった。もちろんお昼ご飯にコンビニのパンやサンドイッチを選ぶことも珍しくなかった。パンがある生活が当たり前すぎた。
近すぎてその気持ちに気付けなかった。わたしにとってパンは幼馴染のような存在だったようである。

好きという気持ちに気付いてしまうと、寝ても覚めてもパンのことが気になってしまう。
「彼らが何でできているのか」
「どこの誰がおいしいのか」
そんなことばかり気になってしまう。
まるで恋だ。
いや、でも今までのパンと気付いた心地よい関係を崩すのは怖い。ならば、ファンと言ったほうがいいかもしれない。そうだ、ファンならこの気持ちをもっとたくさんの人と共有しなければ。

ということで、大好きなパンのnoteを書き始めてしまった。
パンに関するいろんなこと、たくさん書いていくよので、よろしくどうぞ。

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