見出し画像

自分の居場所を正確に伝える方法【市の危機管理課が主催する南海トラフに関する勉強会より】逃げるときは手ぶらで。

先日、宮崎で地震があり、南海トラフへの関心が高まっていますね。
市の危機管理課が主催する南海トラフに関する勉強会があり、いろいろとためになることを教えてもらいました。

そのなかから今回は、倒壊した建物に閉じ込められた際、消防や自衛隊、警察などに、正確な自分の居場所を伝える方法を紹介したいと思います(山で遭難したときも使えます)。
ただし、スマホが使える条件下であるということが前提です。

スマホでグーグルマップを開くと、GPS機能を有効にしている場合は、自分の居場所が青い点で表示されます(有効にしていない場合は、地図上の自分の居場所を長押ししてください)。地図をできるだけ大きく拡大して、青い点(自分の居場所)を3秒以上長押しすると、地図画面の上部に「35.4155728, 134.855625」(例)のような数列がでてきます。

この数列は緯度と経度を「,」(コロン)で区切っています。

「35.4155728, 134.855625」の読み方は
「北緯35度4155728、東経134度855625」となります。
救助を要請するときには、そのように伝えましょう。


ちなみに北緯は地球の緯度を表し、赤道が北緯ゼロ度(南緯ゼロ度)、北にあがるにつれて北緯90度に近づいていきます。南半球は赤道から南へさがるので北緯ではなく、南緯で表示します。

東経は地球の経度を表しており、ロンドンにあるグリニッジ天文台がゼロ度、その反対側は東経180度(西経180度)で、南北に日付変更線が走ります。

日本は、グリニッジ天文台から東へ180度の範囲内にあるので東経で表示され、西へ180度の範囲内にある場合は西経で表されます(南北アメリカなど)。

この緯度経度で場所を表すことを、自衛隊や消防、警察などでは、専門用語でラテロン(lat/long)と呼ぶそうです( latitude(緯度)とlongitude(経度))。

避難するときは、動きやすい服装と靴で、少しの現金とスマホだけを持って、ほぼ手ぶらで逃げる。

水や食料は避難所にあるし、数時間もすれば自衛隊のヘリが救援物資を届けてくれます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?