行間で呑む
突然ですが、今日は"酒が飲みたい" という、史上最も日本文学的な衝動について考察したいと思います。
1mmも意味が分からないタイトルと書き出しで申し訳ないんだけど、
お酒が全く飲めない、アルコールなんていらない、酒の力を借りないと言いたいことも言えないなんてダサい、という人も一旦読んでほしい。
そして読んだ後、友人や恋人とお酒を飲みに行ってほしい。
ところであなたはお酒が飲みたいなと思ったことはありますか？
ぼくはあります。ほぼ毎日ですねえ＾＾
100点の組み合わせだけど0点の写真ですね〜
勘違いしてもらっては困るのだけど、
「お酒が飲みたい＝アルコールが摂取したい」
ということだけではないのです。
20歳を超えた途端、其処彼処で飲み行こうぜという言葉を聞くようになると思います。
しかし、この「飲みに行こうぜ」という言葉、実はとても奥が深い言葉で、「すごい」とか「やばい」と並ぶくらい、もしかしたらそれよりも広義の言葉なのです。※諸説有
それ故に、20歳を超え、法制限から開放された途端に、人はしきりに「飲みに行こうぜ」と口にしてしまうものなのです。
「やばい」「すごい」「飲みに行こうぜ」
→脳死三段活用ですね〜
まだこれを読んでいる人の中にはあまりピンと来ていない人もいるかもしれません。
なのでここで沢山ある意味の中からいくつか例をあげていきたいと思います。↓
①「遊びに行こう」
これは最も代表的な意味のひとつですね〜。
20歳を超えると、飲みに行く意外何をすれば良いのか分からなくなる、という症状が多くの方に見受けられます。
「あの頃は何をしてたんだっけ…」
「帰り道コンビニでホットスナック買って駄弁ってるだけだったけどクソ楽しかったな…」
「サイゼのドリンクバーで無限に居座ってたな…」
というようなノスタルジーを感じながら飲む酒はうめえです。
"あの頃"は無くなった訳じゃないのです、久しぶりに会ったあの頃の友人と、大人になり新たに出会った友人と、あの頃に思いを馳せ、酒のアテと人生の糧にしてやりましょう。(アテと糧で韻が踏める)
②「現実逃避」
世知辛いですが、これも頻出ですねえ。
社会人に多い傾向がありますね。
社会とは砂漠なのです。社会人の多くは週5以上の労働をして、沢山の壁に直面し、沢山の理不尽なことを言われ、より沢山のストレスを抱えることになります。(※社会人二年目調べ)
労働と休日の割合おかしいだろ！\ｵｶｼｲﾀﾞﾛ-!/
そんな砂漠の中で光り輝くオアシス、それこそが飲酒なのです。
現実から逃げまくれ！コーナーで差をつけろ！
そんな日があったっていいんです、人間だもの。
③「あなたが好きです」
ほぼ告白ですね。こちらも諸説あります。
話の筋とは少しズレてしまいますが、ぼくは酔っ払わないと言えないことがめちゃめちゃあります。
人間が好きなので、周りの人間みんな大好きなんですけど、酔っ払うと愛を伝えてしまう傾向にあります。死ぬほど恥ずかしいですが酔っ払ってしまった時のことはどうしようもないので仕方ありません。
ですが、こと恋愛においては、お酒の力を借りて告白するなんて言語道断だと思います。世間は許してくれません。
ぼくは以前お酒の力を借りて告白したことがあったのですが、無事お付き合い出来た後も死ぬほどこすられました。それくらい世間的には大罪です。
でもぼくはお酒の力を借りることを許したいと思います。(ふつうに自分が許して欲しいだけです)
普段言えないあんなことやこんなこと、いつも聞けちゃうよりもお酒を飲んだ時だけ聞ける方が特別感あって良くない？？？
なので個人的には「飲みに行こう」に好きな人への恋情が含まれている時もあると思っているし、みんなもそうであってほしいな。
夏目漱石が「I Love You」を「月が綺麗ですね」と訳すなら、ぼくは「飲みに行こう」を「I Love You」と訳してみせます。
三つほど例を挙げましたが、もっともっとたくさんの意味があると思っています。飲みに行こうと言った人の数だけ意味があると思っています。
あなたが飲みに行きたいなと思った時、
ただお酒の味を楽しみに行きたいなというだけではなくて、本当はもっと色んな感情が含まれていると思います。
「今週頑張ったからストレス発散したい」
「あなたと腹を割って話したい」
「あなたともっと仲良くなりたい」
「あなたとケンカしたい」
「あなたのことがもっと知りたい」
そういうところも含めてぼくは飲みに行くのが大好きです。半分くらい酒好きの側面もありますが。
ぼくは割と頻繁に読書をするので、文学的な言い回しとか、行間を読ませる日本の文化が大好きなんですよね〜。
なので、みんなも 酒が飲みたい と言う時、色んな意味を含ませてみてください。
飲みに誘われたのなら、色んな意味を考えてみてください。
考察というより個人的見解の羅列になってしまいましたが、ここまで読んでいただいた皆様の良き飲酒ライフを祈っています。乾杯🍻