学術系VTuberユニット「Holographic」ポートフォリオ
特集記事 :
まとめ :
概要 : xRやアバターコミュニケーションをはじめとした、デジタルテクノロジーの理解・議論を促すコミュニケータユニットとして2019年に結成(写真左 : じゅりこ、写真右 : よーへん)。国際学会での発表や子供向けデジタルワークショップの実施、VTuberとしてのTV出演など、配信者に留まらない活動を行なっている
趣旨 : インターネットの特性上、引退・失踪してもアバターの痕跡が何も残らないケースもある。このことから、バーチャルな人たちが「ここで生きていた」という証をまとまった形で残したい
目的 : バーチャルでの様々な声を当事者研究としてアーカイブし、文化人類学・コミュニケーションデザイン等で活用可能な映像資料を残す
CV :
●「SPINNS V MAGAZINE」ファッションフォト掲載(SPINNS様、2021年8月)
●「ビデオSALON 2021年1月号」掲載(玄光社様、2020年12月)
●「藤田直哉のネット方面見聞録 空気・ぬくもり…VR進化」掲載(朝日新聞者様、2020年12月)
●「週刊フジテレビ批評」TV出演(フジテレビ様、2020年11月)
●「ルミエール・ジャパン・アワード 2020」MC・マネジメント・衣装デザイン(InterBEE・先進映像協会日本部会AIS-J様 主催、2020年11月)
●「ネット時代における3Dバーチャルによる盆踊りの継承の試み:岐阜県本巣市旧根尾村の盆踊りを事例として」論文掲載(デジタルアーカイブ学会第5回研究会主催、2020年10月)
●「こころと身体の心理学(岩波ジュニア新書)」掲載(岩波書店様、2020年9月)
●「VR学会2020 オープン・バーチャル・エキシビション」出展(VR学会様 主催、2020年9月)
●「岐阜クリエーション工房 ワークショップ1 "現役VTuberによるVRアバターワークショップ Happy Rebirthday アバターの人生を綴ったビデオレターを作成する"」受託・実施(IAMAS様 主催、2020年9月〜)
●「先進映像協会日本部会 AIS-Jレクチャー リモートワーク普及後のアバターコミュニケーションの現状」受託・実施(先進映像協会 AIS-J様 主催、2020年8月)
●「SIGGRAPH 2020 : World VTuber Showcase 2020 Fast Forward - New Play Together!」出演(VR Studio Lab GREE様 主催、2020年8月)
●「根尾の盆踊り おどってみよー」TV出演(IAMAS地域文化アーカイブ研究会様 主催、CCNet「ウィークリーもとす」番組内で放送、2020年8月)
●「国際会議 : Desired Identities: New Technology-based Metamorphosis in Japan」招聘・登壇(ベルリン自由大学のEMTECH研究グループ、ケ・ブランリ美術館高等教育研究部様 主催、2020年6月)
●WebTV「Abema news」出演(2020年2月)
●日本で初めてVR上で開催された学会「Virtual Conference 2019」招聘・登壇(バーチャル学会実行委員会 主催、2019年12月)
●Web番組「REALITY企画王」出演(2019年8月、よーへん)
主なメディア掲載 :
■声 : Statement
「私は、私たちは、この世界で"生きて"います―」
「光たちはこのバーチャルな世界に降り立ち、思い思いの姿で旅に出る。
でも私たちは覚えている。記録し続ける。バーチャルなあなたの生きた証を…」
リアルとバーチャルの境界線へようこそ!
「じゅりこ ( イラストレーター・漫画家 )」と「よーへん (xRデザイナー)」の2人の「Vの者」で構成される、学術系アイドルユニットVTuberのHolographicです。
私たちはバーチャルでの様々な声を記録しています。アバターとして生きる人々の声、専門家の見解、SNSでの批評...などなど、これらの記録が未来の人々の役に立つことを願っています。
配信では50名の様々な専門家とともに(2020年8月現在)、アバターの身体論や心理面について考えたり、アバターとして過ごす当事者の様々な悩みなどをともに見つめてきました。
そこで分かったことは、「アバターとしてもうひとつの現実を生きていきたい」と切実に願う人たちがいるということでした。
アバターは他者に承認されるための道具として使うことで自己が囚われることもあるという課題と、自由に自己表現できるメイクにもなるという可能性があります。
あなたはメイクを落とせるでしょうか?
そもそも落とす必要があると考えるのでしょうか?
あなたのリアルとバーチャルの境界線はどこでしょうか?
アバター研究は環境デザインから身体論、精神医学からxRテクノロジー、サブカルチャー論やフィクション研究と関連する要素は幅広く、私たちだけでは、到底できるものではありません。
↑リサーチマップ文責 : Holographic よーへん(初出2019年12月)
ぜひみなさんも、私たちと一緒にxRとアバターについて考えてみませんか?
未来のアバター社会で自分がどうなりたいのか、一緒に探していけたら私たちは嬉しいです!
■Works : xR・アバター考察配信
「ひとり多人格時代において、自己をどうデザインしていけばいいんだろう?」
xRテクノロジー・身体論・バーチャル都市論・キャラクター論等の視点から、50名の専門家とともに(2020年8月現在)、xRとアバターコミュニケーションのあり方について考察してきました。
「社会的距離(ソーシャルディスタンス)」という言葉が日常になって以降注目を浴びている「アバターコミュニケーション」。これから先の未来でアバターが日常的に使われることを想定して、「どう生きたら楽しく幸せになれるんだろう?」を様々な方々と考えて情報発信しています。
私たちは様々な理由から物理現実で生きづらさを感じている人たちが、バーチャルで姿を変えて、水を得た魚のようにのびのび生きている姿を目にしてきました。アバターコミュニケーションの本質が「VRによる錯覚技術を用いたコミュニケーション」だとしても、そこで得た感情は「本物」であり、彼ら/彼女らはバーチャルな身体や環境に価値を感じています。だからこそ真剣に悩み、どう生きるかを「バーチャル、アバターとしても」彼ら/彼女らは考えています。
私たちはそのようなアバターコミュニケーションに関する悩みや考えを「アバターをまとう当事者として」共有しともに考えていくことで、アバターとして過ごすことが日常の一部になる「その日」に備えたいと思っています。
■Works : アバタードキュメンタリー映像プロジェクト 「Happy Re-Birthday」
「私は、私たちは、この世界で"生きて"います―」
アバターやVTuberといった「Vの者」が生きた証を残すドキュメンタリー作品です。
インターネットの特性上、一度Vの者が引退や消失してしまうとその痕跡が何も残らないケースがあります。その人が存在していた証もすべて消えて認識できなくなってしまう…それを物理現実の「死」と同等であると考えると、とても怖くなりました。
そこで儚い消費物ではなくひとりの大事な「生きている存在」であるVの者の生きた証を、まとまった形で残したいと考えました。
企画を関係者に向けて公開したところ、公的機関でアーカイブされる国際学会への招聘とワークショップの実施が決まり、「公的機関にVの者が生きた証が(永遠ではないにしろ)残る」ことになりました。博物館や美術館に過去の人々の生きた証で収蔵品として残っているように、Vの者の生きた証が残るのです。そのことに気がついた私たちは、急遽出演者さんの募集を行いました。
参加して下さった方総勢24名の生き様は、「とても心を揺さぶられました。」「ビデオの中でたくさんの人々が生き生きと過ごしている姿やメッセージを観ることで、とても暖かい気持ちになりました。」「改めて私自身がvirtual beingとして生きていることの意味を再確認することができました。」として評価され、VRメディア「PANORA」様ほかで取り上げられました。
CV : 活動履歴(時系列 新→古)
・ファッション系フリーマガジン掲載
ファッションブランド「SPINNS」様発行のフリーマガジン「SPINNS V MAGAZINE」にファッションフォトが掲載されました。
絵師・漫画家 : じゅりこによる浴衣と下駄をxRデザイナー : よーへんがセットアップしました。
・新聞掲載
文芸評論家:藤田直哉様が朝日新聞にて連載されている「藤田直哉のネット方面見聞録」にて、Holographicの活動を取り上げて頂きました。
Holographicが配信や学会等で日頃述べている「xR技術は自由なアイデンティティを獲得する手助けになる可能性がある」点について言及して頂きました。
・MC、衣装デザイン、マネジメント、TV出演、雑誌掲載
InterBEE・先進映像協会日本部会 AIS-J様のご依頼で、国内の先進映像コンテンツを表彰する授賞式「ルミエールアワード」に司会進行・MCとして参加させて頂きました。他にもHolographicの特別衣装デザインやマネジメントも行いました。
また授賞式の様子がフジテレビ様の「週刊フジテレビ批評」で放映されました。他にも玄光社様の「ビデオSALON 2021年1月号」に写真が掲載されました。
・論文掲載、写真引用、研究発表
以前TV出演させて頂いた「根尾の盆踊り おどってみよー」の制作プロセス等を論文にまとめたものをデジタルアーカイブ学会第5回研究会にて発表させて頂きました。Holographicはkinectを用いて根尾の盆踊りを「VTuberが」再現するという試みに参加させて頂きました。
2020年10月「ネット時代における3Dバーチャルによる盆踊りの継承の試み:岐阜県本巣市旧根尾村の盆踊りを事例として」発表(デジタルアーカイブ学会第5回研究会様 主催、2020年10月)
・写真引用
心理学者:山口真美先生が執筆された「こころと身体の心理学(岩波ジュニア新書)」にバーチャル世界で過ごす人々の一例として掲載されました。
2020年9月「こころと身体の心理学(岩波ジュニア新書)」掲載(岩波書店様、2020年9月)
・国内学会 出展
2年間参与観察して得た、アバターコミュニケーションにおける課題をまとめて発表しました。人間関係のトラブルによる炎上・失踪により心を痛めるVTuberが年々増えていることから、臨床心理士の見解もふまえた解決策が早急に必要と考えています。主にトラブルの根底には「アイデンティティの連続性」「他者承認欲求によるトラブル行動」「ジェンダー表象」の3つがあることが分かりました。
2020年9月「VR学会2020 オープン・バーチャル・エキシビション」出展(VR学会様 主催、2020年9月)
・ワークショップ 受託・実施
アバターの一生をデザインすることで、バーチャルな存在の「いのち」に関して考え議論するワークショップを実施しています(2020年9月現在、継続中)。
2020年9月〜 岐阜クリエーション工房2020「ワークショップ1 : 現役VTuberによるVRアバターワークショップ"Happy Rebirthday"アバターの人生を綴ったビデオレターを作成する」(IAMAS岐阜クリエーション工房様 主催)
・講演
先進映像協会 AIS-J様よりご依頼頂き、「リモートワーク普及後のアバターコミュニケーションの現状」について講演致しました。
2020年8月 先進映像協会 AIS-Jレクチャー 「リモートワーク普及後のアバターコミュニケーションの現状」(先進映像協会 AIS-J様 主催)
・動画出演
VR Studio Lab GREE様主催のSIGGRAPH 2020内のイベントにて、VTuber紹介ビデオを提供させて頂きました。
2020年8月 SIGGRAPH 2020「World VTuber Showcase 2020 Fast Forward - New Play Together!」出演(VR Studio Lab GREE様 主催)
・TV出演
IAMAS地域文化アーカイブ研究会様からのご依頼で、根尾の盆踊りをKinectを使ったモーションキャプチャで再現する試みを行いました。
2020年8月 TV出演「根尾の盆踊り おどってみよー」(IAMAS地域文化アーカイブ研究会様 主催、CCNet「ウィークリーもとす」番組内で放送)
・国際学会 招聘・登壇
ベルリン自由大学EMTECH研究グループ様からご招待頂き、アバターとジェンダーの関係性に関する発表を行いました。その後、VRメディア「PANORA」様やフランスのメディアにも取り上げて頂きました。
2020年6月 国際会議「Desired Identities: New Technology-based Metamorphosis in Japan」(望まれたアイデンティティ – 日本での新しい技術による変身)招聘・登壇(ベルリン自由大学EMTECH研究グループとケ・ブランリ美術館高等教育研究部様 主催)
本件に関するメディア掲載(VRメディア「PANORA」様)
本件に関するフランスのメディア掲載
・WebTV出演
Abema news様からご依頼頂き、WebTV「Abema news」にてVTuberとしてご紹介頂きました。
2020年2月 「Abema news」出演
・バーチャル学会 招聘・登壇
Virtual Conference 2019実行委員会様からご招待頂き、アバターが心身やアイデンティティにもたらす変化についてポスター発表させて頂きました。2019年12月 日本で初めてVR空間上で開催された学会「Virtual Conference 2019」招聘・登壇(Virtual Conference 2019実行委員会様 主催)
・Web番組出演
(株)Wright Flyer Live Entertainment様からご選抜して頂き、配信サービス「REALITY」の番組「REALITY企画王」に出演しました。「REALITY」と「バーチャルキャスト」を利用したWeb番組を企画するというコンテスト番組で、よーへんが100名を超える中からファイナリストとして選抜されました。
2019年8月 よーへん、ネット配信番組「REALITY企画王」出演、ファイナリストとして登壇((株)Wright Flyer Live Entertainment様 主催)