LayerX SaaS事業の「事業ビジョン」を策定した話
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LayerX SaaS事業の「事業ビジョン」を策定した話

Hiroyuki Makisako

※ この記事は、LayerX Advent Calender 2021の17日目の記事です。

どうも、すべての経済活動をデジタル化したい、牧迫(@35_mki)です。
LayerXのSaaS事業「LayerX インボイス」「LayerX ワークフロー」のビジネスサイドで色々やっているマンです。

今回はタイトル通りではあるのですが、LayerX SaaS事業の「事業ビジョン」を策定した話について筆を取っております。

#0. なぜ「事業ビジョン」を策定するのか

LayerX は「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションにSaaS事業・アセットマネジメント事業・Privacy Tech事業の3つの事業を運営しています。

ただ、これだけ聞くと、

「「デジタル化」にまつわる事業を色々やってるのはわかったけど、SaaS事業としてはどんなことをやっているの?」

という疑問が湧く方も一定いらっしゃるかなと思います。

1事業会社の中で3つの事業を推進しているという当社固有の事情も大きいですが、最近では面接の場でもそういった質問をいただくことも多いですし、LayerXに興味を持っていただいても、「で、何をやるのか?/自分はどういうバリューを発揮できる環境なの?」という問いをいただくことも多いです。

また、社内に目を向けても、直近半年でチームの人数が倍以上に急拡大していることもあり、インセプションデッキにおける「我々はなぜここにいるのか」というポイントを改めて定義・認識合わせをすることで、コミュニケーションを加速させることも期待し、「事業ビジョンの策定」を行いました。

本記事では、SaaS事業立ち上げ前に策定したインセプションデッキの内容や、今回「事業ビジョン」を策定した流れについてご紹介していきます。

#1. SaaS事業立ち上げ時の「インセプションデッキ」

LayerXのSaaS事業は2020年6月頃から検討を開始し、100社以上のヒアリングを経て、2021年1月「LayerX インボイス」のリリースを皮切りに開始した事業です。

当社では、新規事業やプロジェクト立ち上げ時に合宿を行い、プロジェクトメンバーで「インセプションデッキ」を策定することが多く、今回のSaaS事業においても例に漏れず立ち上げのタイミングでインセプションデッキを策定しています。

■ インセプションデッキとは:
プロジェクトの目的やゴール、実行する背景や意思決定の指針等を整理することで、プロジェクトメンバーで目線を合わせるを可能にするドキュメントです。

昨年の夏頃に作成したインセプションデッキの「我々はなぜここにいるのか」が以下となります。

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基本的には事業・プロジェクトとして目指したい最終のゴール≒ビジョンやミッションとなるものをインセプションデッキとして昨年時点で定義しています。

実際、昨年策定した内容が大きく変わったかというと、現在行っているSaaS事業としてそこまでブレはないかなと思います。とはいえ、採用候補者の皆様や、新しいメンバーと完全に共有できているものではなく、社内でも「知っている人は知っている」レベルのものになっていました。

これを現在SaaS事業が目指しているゴールとして再定義・アップデートしつつ、「一言で表すと?」をまとめる必要があります。加えてそれを採用候補者様に伝えたり、あるいは新しいメンバー含め事業部全体の目線として合わせる必要がある、というのが今回の事業ビジョン策定の背景です。

#2. 策定された事業ビジョン

結論から、ということで今回策定した事業ビジョンは以下になります。

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「圧倒的に使いやすいプロダクトを届け、ワクワクする働き方を。」と定義しました。

「圧倒的に使いやすいプロダクトを届け、ワクワクする働き方を。」

企業活動を支えるコーポレート業務は、ミスができない難しい業務。
そんな業務に「楽しい!」と言ってもらえるくらいの体験を届ける。
UXへの圧倒的こだわりと、深い顧客理解で業務プロセスを滑らかにし、toCサービスの体験をtoBにも
これらの体験を組織的なオペレーションであらゆる企業に届ける。
LayerXの提供する体験が、toBの世界で当たり前と言われる水準になるように。

当社のSaaS事業メンバーはB2Bサービスを提供していた経験のあるメンバーももちろん在籍していますが、B2C/C向けサービスを提供していたメンバーも多く在籍しています。(私もC向けプロダクト開発の方が経験としては長いです)

そういった中で、「B2Bサービスにおいては、B2C/C向けサービスと比較するとUXが置き去りにされている」というのがサービス立ち上げ当初からのチームの課題認識でした。

UXに徹底的にこだわり体験を変えていきたい。

この点は事業立ち上げ当初から変わらない意識として、利用者様がワクワクするようなサービス体験を創っていくことをしっかり目線として持ちながら提供していく思いを込め、今回の事業ビジョンになりました。

実際にお客様からは、

請求書処理業務が楽しくなりました!

というありがたいお声を頂戴する機会もあり、働き方や「請求書処理業務 = 大変」という認識を変えられる企業様も出てきていることが、まさに我々が目指している世界観の達成ができ始めている、という手応えを感じる部分であります。

#3. どうやって事業ビジョンを策定したか

#3-1. ワークショップの開催

昨年策定したインセプションデッキを例示しつつ、Google Slideをメンバーに配布し、10分程度で自身の考えをまとめてもらい、それぞれ1分ずつで発表していく形式を取りました。以下は実際に利用したスライドの抜粋です。(1ページ1人、それぞれが考えるLayerX SaaS事業のビジョンを発表していきました。)

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■ メンバーAのスライド

20211011_事業部ビジョン検討会#1 (1)

■ メンバーBのスライド

20211011_事業部ビジョン検討会#1 (2)

■ メンバーCのスライド

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■ メンバーDのスライド

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幾つかサンプルで掲載させていただきましたが、全体感としてはメンバーの考えている方向性は同じであることは明らかになりましたが、細かい表現やニュアンスの部分では差分がある状態でした。これらをとりまとめ「事業部としてのワンワード」を抽出することで、最大限目線を合わせることにフォーカスしました。

#3-2. 事業責任者による取りまとめ・要素抽出

最終決定はLayerX SaaS事業の管掌役員である榎本(@mosa_siru)に一任する形式を取りました。頑張って整理している模様が以下です。

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メンバーの考える「事業部ビジョン」を抽出し言葉に落としていく。こういった「魂を込める作業」は多数決というより、皆が信任するメンバーの独断と偏見で決めていくほうが良い、ということで榎本(@mosa_siru)にすすめていただきました。

再掲となりますが、結果以下のビジョンになりました。

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「圧倒的に使いやすいプロダクトを届け、ワクワクする働き方を。」

チーム内からも「目指すゴールを明確にすり合わせできた」という声も出ていることに加え、採用候補者からも「解像度が以前より増した」という声もいただいており、思った以上に策定した効果が出てきているように感じているところです。

#4. 採用情報

いかがでしたでしょうか。
LayerXのSaaS事業では、「圧倒的に使いやすいプロダクトを届け、ワクワクする働き方を。」というビジョンに共感いただけるメンバーを絶賛募集中です。タイムリーですが、明日事業説明会を実施しますので、この機会に気になる方はぜひご参加ください。


また、ビジネス職、プロダクト開発職全般で募集しておりますので、ぜひお気軽にポチッとしていただけますと幸いです!

LayerXの次のフェーズを牽引する、皆様のエントリーお待ちしております!

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Hiroyuki Makisako
LayerXで経理DX SaaS「LayerX インボイス」等のSaaS事業のビジネスサイドを担当しております。 阪大法→GREE→Gunosy→インドネシア駐在→LayerX https://twitter.com/35_mki