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通勤の愉しみ〜車内編〜

はるか田園地域から電車を乗り継いでそこそこ都会まで通勤している。揺られている時間はまあまあ長く、駅から勤務先までもまあまあ歩くのだ。

2020年3月の今、公共交通機関に乗ること自体、不特定多数の人間と接触せねばならず危険でストレスフル。だからこそ、毎日の通勤路で愉しみを見つけている。

今日から3回に分けてお伝えしたい。

勝手にニックネーム

だいたい同じ時間の同じ車両に乗るのは同じメンバーだ。何となく親近感が湧いて、心の中では毎朝、存在チェックをしている。

トランプさん
「大統領」でも良いかもしれない。
オール白髪でフワッとした毛質なのだが、髪のブラウンがかった染めは側頭部から頭頂部の上方だけにもやもやと集中している。こめかみや襟足は真っ白だ。染めが入っていきにくい毛髪タイプなのかな。
ウェットハリセンボン
毎朝、家を出るギリギリ前に起きておられると思われるOLさん。
髪が全体的にビッショリと濡れているのだ。
「ムースで整えました」というしっとりではなく、
「寝癖直しました」というビッショリ感。
見た目はお笑いのハリセンボン春菜さんに似ている。ちなみにパーマはかかっていない。
修行
若い細〜い坊主頭の男の子。背中にはいつも相当重そうなリュック。音楽は聴いていないなくて、ぎゅっと眉根を寄せて、何かを考えてる様子。なんだか辛そう。しかし、目の前の座席が空いても、絶対に、座らないのだった。
『動物のお医者さん』という漫画に出てきた求道家サブという犬を思い出す。犬小屋があるのに雨の日も風の日も絶対に中に入らず立っている。

さらに、
仕事場にもし同僚でいたらどうなのか?
と、シミュレーションしたりもする。

トランプ部長(=ドヤ顔しがち)
「こないだ俺が取った、大型案件、どうなってる?」
ウェットハリセンボン(=遅刻しない頑張り屋)
「納期かなり迫ってます。でもギリギリ間に合わせます。
修行(=修行)
「もしリスケになっても、僕が取引先◯社全部、フォロー入れるっす(泣)」

ちなみに私の勤め先は、そういう業界ではない。

さらにちなみに勤め先には、

ミスタービーン

ターミネーター

という私の脳内ニックネームの方が存在する。

誰にも言わない、「脳内ニックネーム」って誰しもやってると思う。通勤途上で出会う個性的なあの人に。


次回は、音楽について。

ハトちゃん(娘)と一緒にアイス食べます🍨 それがまた書く原動力に繋がると思います。