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学校は行けるのに、教室で、みんなと給食が食べられなくなってしまった

抜糸の日、やっと、学校に行ける!
と、ウキウキしながら病院へ行きました。

抜糸する時、また診察ベットに横になった、瞬間、先生がまたお母さん、外に出てますか?と聞かれたけど、娘の手を握っていたい。と言ってそばに付いてあげました。

6本の糸をプチン、プチンと切るたびに、痛い!と言って泣いていましたが、
大丈夫だよ。もうすぐ終わるよ。と言っててを握っていました。

終わった後は、ホッとして、涙を拭きながらも、終わった〜。と言って、笑顔も見せてくれました。

でも、その後、先生から

傷口に、紫外線が当たると、
傷口が、黒ずんでしまうから、 
日焼けしないように、
テープを貼る事をお勧めします。

ベージュの方が目立たないので、
これを貼りますね。

この夏過ぎても、紫外線は
しばらく強いので、
12月いっぱいまで、貼って下さいね。

そう言いながら、ベージュ色のテープを
鼻の下に、貼りました。

娘は、 
えっ?
と言って、また泣き出しました。


家に帰っても、布団に潜り込んで、
何時間も泣いていました。


抜糸したから、もうテープは貼らないで良いのかと思ったそうです。

テープを貼ってるから、学校に行きたくなかったのに。
12月いっぱいまで、ずっと貼らなきゃいけないなんて嫌だ!

テープを貼って学校に行くのは嫌だ!

でも、学校を休むのは、もっと嫌だ!

私は、落ち着くまで、そばにいて、

そうだよね。イヤだよね。
もう、抜糸したから、
テープも貼らなくていいと思ったよね。

これをして、学校行くのイヤだよね。
もう、付けたくないし、
みんなにも見られたくないよね。

と言って、娘と一緒に悲しみました。


そして、やっと泣き声が聞こえなくなった頃には、グッスリ眠っていました。


翌日、娘は学校を休みました。
でも、このまま休むのは嫌だー。
と、また泣いたので、

どうしたい?と聞いても、

貼らなきゃいけないんでしょ?
これを貼らなきゃ学校行けるのに。

と言ったので、

そんなにいやなら、
貼らなくてもいいよ。 

このテープを貼るには意味があるの。

紫外線に当たると、
茶色く傷口が残ってしまうこと。

もし、色が付いてしまったら、
それは、消したくても消えないこと。

今はよくても、大人になって気になることもある。ということ。

を、少しずつ話しました。


そうしたら、

じゃあ、貼る。

と、理解してくれました。


そして、テープを、みんなに見られないようにマスクをして登校する事にしました。

早速、娘と気分が上がるような、
可愛い布マスクを探しに行き、
2人で、選んで数枚買いました。

翌日、娘は、元気よく出かけました。


ところが、お昼頃、担任の先生から
電話がありました。

ずっと普通に過ごしていたけれど
給食の時間に、泣きだして給食を食べなかったので、お腹空かせて帰ると思います。おそらく、みんなの前で、マスクを外して給食を食べるのが嫌だったのかもしれません。と言われました。

私は、大好きなのでパンケーキを焼いて帰って来るのを待っていました。

娘は、帰って来るなり、マスクを外して
美味しそうにモグモグ食べていました。

そして、満足したかな?と思った時、

今日、給食を食べなかったから 
お腹空いちゃった。

とぼそっと言いました。

そうかー。お腹空いちゃったね。
と言ったら、泣き出して、

給食の時、マスク外すの嫌だった。
お腹空いてたのに、食べられなかった。
食べたかった。

と、ポロポロ涙を流しながら泣きました。

そうかぁ。
食べたかったね。
でも、マスク外すのがどうしても嫌だったんだね。

明日から、どうしようか?
ママに、手伝える事はない?
と聞くと、

給食の時間になったら、
家に帰ってお昼ご飯を食べて
また、学校に行きたい。

私は、うん、分かった!
じゃあ、明日から、そうしよう!

先生に、電話して、お願いしてみるね!

担任の先生にも、オッケーもらえたので、
翌日から、お昼ご飯を作って、
すぐ、車で迎えに行って、
急いで食べて、また車で送る。

という事を1週間続けました。
とても、大変でした。

給食時間は、約20分。
準備と、片付けの時間と、
休み時間と合わせても、
45分ぐらいでした。

たまに、5時間目に入る事もあり、
それは嫌がるので、校門前で、
車の中でお弁当を食べた事もありました。

このまま、続ける?と聞いたら、

どうしよう。 
休み時間に、友達とも遊びたいし。

と、悩んでいたので、
また先生と相談したら、図書室で
食べさせてもらえる事になりました!

私は、ホッとしたのですが、
あまりし話した事がない図書の先生と
2人で食べるのは嫌。

でも、先生からの提案された
保健室や校長室、職員室で食べるのはもっと嫌だ。

図書室で、食べるしか方法はない。

娘は、しばらく考えて、

ママと、一緒に図書室で食べたい。
と言いました。

そして、また先生にお願いして、
給食の時間になったら、
図書室で、待ち合わせして、
2人で、食べました。

図書の先生とは、少し離れた所で
食べさせてもらいました。

こんな生活が、2学期いっぱい続きました。

続く



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