見出し画像

聞いたことある「陸前高田」

参加通知

1/31、グローカルプログラムの派遣先が岩手県陸前高田市に決まった。
1月中に決まるって聞いた気がして、中旬頃からそわそわしてて、仕事中もいつもは開かないgmailを昼休みと定時の17:30にチェックしてた。

通知が来た日は、実家で部屋の片付けして気を紛らわしてたけど、夜になっても音沙汰ないから、もう明日だなと諦めてアパートに帰った。
そしたら、20:20頃にごはん食べてたらメールがきた。

引越し前でインターネットを1/31で切れることにしてたし、提出期限までに休みなかったし、フリーWi-Fi探すのも面倒だなと思って、夜のうちに勢いで送った。
締め切りある割にぎりぎりだよとツッコミを入れたかったけど、提出物は早めに終わらせないと不安だから、よかったことにしておこう。

派遣先と希望した理由

第一希望は、島根県海士町だった。
理由は、地域おこし協力隊に興味を持っていた時から、海士町はよそ者を積極的に引き込んでるのを知ってたから、いろんな取り組みの前駆者がいて、楽しそうだと思ったから。
あと、いつも一石二鳥、もはや三鳥の効率を求める、せっかちで欲張りな私が時間を忘れられる場所が島だから。

海より山派、泳げるけどダイビングより山登りやトレッキング派の私が、島の魅力に惹かれたのは、4年前に八丈島のマラソンを走った時だったかな。
スコールにガンガン降られて、顔も服もびしょびしょ、靴も重たくなりながら、気まぐれな自然を全力で感じた。

島には時計を見るのを忘れてしまう、のんびりした、独特の時間の流れがあって、私は勝手に「島じかん」と呼んでいる。
レンタル自転車を爆走させて、おしゃれカフェでのんびりして、ゲストハウスで島の人と話をして、居酒屋で島焼酎を飲んで、新鮮なお魚を食べて、時には砂風呂に入って、砂漠を激走して。
そんな空間が好きで、いつか島に住んでみたかった。
退職前に攻めの有休希望で父島一人旅も決めて、絶賛プランニング中である。
でも、これは個人的な理由であって、グローカルプログラムの趣旨とはずれてるから、きっと不採用だったんだと思う。

ちなみに、もやもやしていることがあるときの解消法は走ること。
陸上部時代からラップを刻んで走る練習がほとんどだったから、走っているときはペースのことしか考えてない。
逆に言うと、それだけ集中できて、余計なことを考えなくて済むから、走り終わるとすーっと邪念が一瞬だけど消える。
派遣先にも語学合宿にもランシューとガーミンは持って行こうと思う。


陸前高田市は第二希望だった。
関東大震災の影響をどストライクで受けた私たちの代だから、いつか何かしらのかたちでボランティアや地域復興に携わりたいと思っていた気持ちを書いたら採用してもらえた。
TURNSで若者たちのいろんな取り組みを見て刺激を受けたこともあった。
大学時代は広島にいたから参加できなかった分、正直すごくやる気が湧いてきた。
グローカルプログラムとして派遣されるべきはこっちだったなって納得してる。
そして、旅好きの私が岩手県初上陸となる。


要請内容

お世話になる予定なのは、一般社団法人の『トナリノ』さん。
困りごとを一緒に解決する「地域の相棒」として働く会社らしい。

要請はスマホやパソコンの使い方を高齢者の方に教えてあげたり、学校でのデジタルの活用を支援したり、eスポーツの普及だったり。
大学から医療福祉しか学んでこなかった私にとっては未知の領域だ。
どちらかといえば、アナログの世界がリハビリだと思うし、クリエイティブな作業も、発想力も足りないところが多すぎると思う。
私に浮かぶアイデアなんて誰かしらが既に発案しているに違いないけど、コンセプトが私がやってみたかった支援の方向性と同じだから、今からわくわくしているし、私にできることに思いっきり取り組みたいと思う。

興味を持った理由

この取り組みが本当に大事だと思った出来事。
というのも、私の祖母が最近、叔父にスマホを買ってもらって、私の電話番号も登録してあるのに、画面に私の名前が表示されてても、怖くて出られないらしい。
この間顔出しに行ったら、スマホの上に新聞置いて、鳴ると怖いからって隠してて、意味をなしてなすぎて笑った。
スマホの画面を開く、いわゆる「上にスワイプ」のやり方がわからなくて、永遠に画面が見られないらしい。
LINEは母が教え込んで開けるようになったらしいけど、写真は見れてもノートは開けないらしい。
時々、高次脳でわかんなくなっちゃったわけじゃなく、もともとできなかったんだろうなっていう高齢の患者さんにスマホ操作を教えることがあるけど、「あ、ここ?」って場所でひっかかってるのを見ると、逆に新鮮で、教えてもらった気分になる。

私もどちらかといえば電子機器は苦手だ。
このパソコンを買ってセットアップする時も、取扱説明書に書いてない画面が出てくるとパニックで、壊したくないから当時の彼氏とリモートでつないでもらって助言を請うてなんとか完了させた。

なんとなくデジタルの世界の普及の流れに乗って育った世代だから、なんとなくわかるような気がしている機械用語やカタカナ言葉は、本当に正しい意味で解釈できているかわからないし、30歳の私がパニクってるなら、らくらくホンでも混乱している祖母世代なんて、ほんと意味わかんない時代になってるんだろうって思う。

白黒の分厚いテレビ観ていた人たちが、こんなに薄くて小さい電子機器で、サブスクなんて機能使ってドラマもバラエティも録画しないでも観れちゃう世界って、ほんと、どんな世の中になったんだよって感じだろうなって。


時代の変化とJICA隊員

青年海外協力隊って何年前からあったんだろうって思った。(そこで調べないのか私なのだが)
翻訳アプリが現れて、実用化されるようになったのってここ数年であって、10年前とか、5年前とか、自力で勝負するしかなかったんだよなって思うと、先代たちの勇気と努力はすごいと思った。

私には、グーグル翻訳も、たくさんの経験者の話と、様々な気持ち的な保険があって、挑戦しようと思てるんだから、恵まれた時代に生まれたと思った。

直接会えるということ

今年度退職する大学の後輩で、今は職場のかわいい後輩が、旦那さんの地元に近い気仙沼に引越すらしく、陸前高田まで車で20分らしい。
一緒にミャンマー旅行まで行った別拠点の職場の同期は、旦那さんの転勤で春からハノイに住むらしい。
なんか、とっても運がいい。
会えるか会えないかは別として、信頼できる人が会おうと思えば会える距離にいる、同じ国にいるって、どれだけ心強いことなのかって考えさせられる。
リモート飲みで満足していた時期もあったけど、やっぱり直接会ったときのパワーもらう感じってすごいと思う。


話は変わるが、友人が結婚することになった。
私は親友だと思ってるし、なんならキューピットだと思ってるけど、たぶん思ってても言ってくれないようなクールな同期。

彼も本人も結婚式は挙げたいっていうくせに、全然準備する気配なかったから、出国前にしてねって9月末の大安をピックアップして「候補日」ってカレンダーに丸つけて送りつけた。
そしたら、ほんとにその中で日程選んでくれた。
なんだよ、大好きじゃんってうれしくなった。
直接お祝いできるっていいなって思った。
たぶん大丈夫そうな日取りだけど、行けたらいいなって願ってる。


攻めの有休消化で6連休をもらって、引越しを終えて、残りの2ヶ月弱は実家から通勤します。
3月の仮シフトが出てて、3/28-31まで日勤になってて、情けの31休みとかないのかなって鼻で笑った。
でも、これも私らしい。
あと、みんな勤務見て誰が退職するだろうって推測し始めてるけど、2/28の人事見て驚いたらいいと思う。
癖強めな大好きな担当さんたちにのために、最後までぶっ飛ばそうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?