Toob-Tub

前回ノートに書いた4th Floor Drip Barにまた行ってきた。

今回は前回説明された時に気になっていたチョコレートが入った飲み物を頼んでみた。

今日は前にいたオーナーさんはおらず違う店員の方が切り盛りしていた。テーブル席は既に先客で埋まっていたのでカウンターに座り件の飲み物を注文をする。

メニューも以前はイラストと商品名だけの簡単なものだったが新しく写真と商品名に更にタイ語と英語の説明書きが加わったものに進化していた。

待っている間メニューの説明書きを読んでいたのだが、どうやら名前にもなっているToobtubはタイの昔ながらなお菓子のことでそれを砕いたものがトッピングされているらしい。

そうしている内に店員さんが出来上がった飲み物をカウンター越しに渡してきた。

これがToobtub。発音的にはトゥッブタブみたいな感じ。

こんもりと盛られた粉状のToobtubをスプーンでひとすくいして食べてみる。

粉々にしたビスコの外側みたいな甘いけど少し懐かしいような味がする。

もう一口食べたのちにかき混ぜて飲んでみた。
チョコレートと先程混ぜたToobtubの甘みとコーヒーのほろ苦さが絶妙にマッチしているからなのかしつこく残らない甘さで丁度良い。

時折口の周りにToobtubがくっついてくるのだけどなんだか子供の頃に口の周りに食べかすを付けながらクッキーやパンを食べてたのを思い出して少し可笑しくなってしまった。

普段なら「なんだこれ食べにくいなぁ」ぐらいにしか思わない擦れた大人の自覚がある私のような人間でもつい童心に返ってしまうような不思議な飲み物、それがToobtubなのだ。

この飲み物の説明書きの最後に〝飲んでいる間は魔法にかけられたようなひとときを楽しんでね〟みたいな言葉が書いてあったのだが、確かにその言葉を理解出来た気がした。

次は何を飲もうか、今から楽しみだ。