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思い立ってから引っ越すまでの40日間

私の変化は突然やってくる

暮らしに余白がない、最適化されすぎてて、でも変える意味も見いだせなくて、いつか引っ越すだろうなーと思いながらも、この前の11月に更新したばかりだし、あと一年半はここに住むつもりだった。のに、仕事が終わったあとに家でぼやーっとポータルサイトを見ていたら、動き始めてしまった。

この物件しか内見せずに申し込み

ホームズでよさげな物件を2、3個見つけたので、とりあえず見てみるかーと思い、問い合わせ、翌日不動産会社から連絡があった、3月3日。他にも紹介してもらえるようにと、すぐに条件10項目を送る。3社のなかでも、唯一その日中にいくつか提案してくれた不動産会社があり、その会社は私がポータルサイトで見つけた気に入った物件ほとんどを掲載していたので、相性が良さそうだなと、お願いすることにした。翌日二日酔いのなか、不動産会社に勤めていたときに身に着けた物件の目利き力を活かし、Googleアースで正面の建物、目の前の道、駅からの道のり、大島てるなどを徹底的に調べて、よさげな物件があり、すぐに内見申し込み。内見の日は3月9日。それまでの間にも色々見たけど、ここより良いところはなく、当日は契約する気満々で立会川に向かった。

なぜ立会川かというと、先日大井町に行く機会があり、大井町に住みたいテンションが上がっていていたから、大井町を基準に調べていた。大井町あたりはにぎやかすぎるのと家賃が高いので、少し離れた下神明か鮫洲か立会川か大森。大井町と大森の両方から徒歩15分圏内の立地。部屋はなるべく広めでなるべく南か東向き。キッチンがLDK側にあるワンルーム。映画の見すぎで、1DKのアパートに住みたかったけど、どうしてもやっぱり古くて、断念した。なんで映画の主人公はアパートに住んでるんだろうね。絵になるよね。

内見の日。立会川に行ったのは人生で2回目。思ったよりなんもない、ちょっとテンションが下がる。一応かわいい商店街がある。別の不動産会社から電話が来て、もし急いでないなら今じゃないほうがいいですよーって言われて、ちょっとテンションが下がる。

しかし、着いてみたら、テンションが上がった。まず、マンションがもう本当に良くて、デザイナーズマンションらしく、共用部の光の入り方が美しい。部屋も良い!!!窓は小さめだけど、天井の高さが高く、南東向き。ワンルーム。家賃も比較的安い。礼金なし。大井町と大森まで15分かからないくらいで緑道や公園沿い。大きなスーパーは近くにないけど、スギ薬局とまいばすとローソンが5分圏内。十分。前向きに考えます!と言って一回お別れしたけど、一時間後に「契約します」と連絡をした。つまり、内見したのはこの物件のみ。

これを効率的な物件探しと称してナレッジにするなら、最初に条件を洗い出しておくこと、何を妥協するかを決めること、内見前にその物件を検索しまくることかな。私の場合は最寄り駅と築年数(うちの場合22年なのでちょっと古め)と2点ユニット(洗面台とお風呂が一緒)を妥協しました。ちなみに不動産屋さんに送った条件はこちら

・最寄りが立会川駅で大井町(とできたら大森)まで徒歩15分圏内
 ・20平米以上
・2階以上
 ・共益費込で◯◯円
 ・南か東か南東向き
 ・できたらワンルームでリビング側にキッチン もしくは 1Kか1DK
 ・窓は大きめでくもりガラスでない(部屋が明るい方がいいです)
 ・築年数にこだわりはないが1982年以降築
 ・エアコン付き

お母さんに連絡すると、トイレと洗濯機が隣、だめだね、ときた。変化に対して反対系のことを言ってくるのは知ってる。とりあえず審査用の紙を書き審査が通り、お母さんに連帯保証人になってもらわねばいけないので、電話した。こういう話は電話が一番スムーズだと習ってないけど、学んだ。クリア〜〜〜

一応ここでおみくじを見たら「転居」「移りてよし」だった、王手。(ちなみに後日算命学でも占ってもらったら今年は動くのに良い年だった。安心)引越しの日も引越したあとに見たら、大安で一粒万倍日だった。

引越し業者二転三転

審査が通ってから猛烈な準備が始まった。まず、引っ越し業者。引っ越し侍に申し込んだら、鳴り止まない電話。もう一生あなたには連絡しません。前に仕事でご縁のあったアップル引越センターを見たら、パソコン上でポチポチして金額も比較できるし最高。最初からこっちにしておけばよかったじゃん→友だちからくらしのマーケットをおすすめされて調べてみたら、10000円近くやすくなり、時間もわかる(アップルだと午後スタート便は3日前にならないと時間がわからない)→くらしのマーケットにしてたが、友だちから教えてもらった業者が最安値でそこにした。

なんでたらい回し

次にインターネット。biglobeでauを申し込んでいたのだが、電話してみると新居ではauが通っておらず開通の工事が必要で、契約うんたら料とか色々かかるとのこと。うぇーとなえて、マンションですでに通ってるbiglobeのフレッツ光に電話してみたら、契約変更とかでその費用は免除になった。なぜかめちゃめちゃたらいまわしにされるし、お問い合わせ来すぎないように電話番号なかなか見つからないし、一日かかった。

電力会社いろいろ

次、電気。新居はオール電化でauひかりが使えないとのことで、新しい電力会社を探す。電力会社もよくわからず、検索しまくってよく出てきたところにとりあえず申し込む。会社によっては計器番号が必要とかで、大きな会社は割りといらないところが多いらしい。なので、その後切り替えるとして大きなところで申し込んでおくのがよいみたいです。私はオール電化で料金安いところを調べて、CDエナジーにしました。最近、福原遥ちゃんのかわいいダンスが印象に残るCMやってるよね。こうやってCMって成果出してんだなとなりました。

マイナポータルとSNSが最強

公共系とか身分証明書系。いま転居届はマイナポータルでできるんです。画期的。デジタル庁ありがとう。

なんでこんなに荷物が多いのか…なんでこんなにまとまらないのか…というのでストレスだった。思ったより荷物は多くなるぞ!というのは忘れない。そして、いい大きさのダンボールはそのへんで手に入りにくいことがわかり、ダンボールってこんなに身近なのに、なんでこんなに距離が遠いの…と切なくなりました。メルカリ楽天など色々調べた結果、最終的にはアマゾンがよかった。3〜10枚の幅で一番安く購入できました。家電や家具を買ったときに得られたらキープしておきましょう。

フローリングの色が白系→黒系になるので、家具をほとんど買い直した。昇降式ダイニングテーブルが思ったより大きく、捨てるか出張で買い取ってもらおうと思ったのだが、買い取りはほとんどなく、結局不用品で捨てるのが一番楽だとわかったが、さすがにもったいないのでSNSで投稿してみたら二人から連絡が来た。SNS最強という学び。

前回は初めての一人暮らしで何を注意すればいいかわからなかったけど、今回は火災保険がどこまで保証するか、住居内の汚れとかの補償、避難場所など、ちゃんと理解したし質問できた。

こうやっていろんな手続きやら契約やら調べたりして、今までちょっとわかってなかったことを一つずつ紐解いていったのは、意外と楽しかった。こんなに色々なサービスを使うこともないので、仕事面での勉強にもなりました。

引越し後の一リットルのビール

そして、4月12日、無事引っ越しが完了。ここまでの40日間、感情も頭も忙しくて、朦朧としていたし、変なアドレナリンが出て、寝付けなかったり落ち着かなかったり。引っ越しが終わった直後はビールを1リットル、水のように飲んだ。ここには書かなかったけれど、住んでいた武蔵新城には「住んでいた」だけではない思い出や想いがたくさんあったので、寂しさもすごかった。その話はこちらから。

なんで引っ越すことにしたの?

と言う質問に対して、かっこつけてもつけなくても「ルーティンをぶっ壊したかったから」か「暮らしの景色を変えたかったから」と答えている。ルーティンというのは、起床時間、食事、運動、就寝時間、出かける場所など、例えば私は朝5時に起きて筋トレをして冷凍食品を食べて7時に出勤して昼は豆腐を食べて17時に退勤してノンアルビールとヘルシーなツマミを食べて、走るかホットヨガに行くか銭湯に行くかだらだら本か映画かドラマを見て22時半に寝る。楽。夜が嫌いで万年ダイエットしてる私にとってはその生活から変える必要がない。夜更かしすればいいじゃん、ジャンクフード食べればいいじゃん、引っ越さなくたってできるんじゃん、なんですけど、変えられなくなってた。着古したジャージみたいで、時間の過ごし方がわからなくて、無味乾燥。

変化と刺激の適量

去年は転職をした、趣味と外見を探した、その前までは自分の仕事を探した、人とのつながりやコミュニティを探した、家族と恋愛のコンプレックスと戦った、そして今、落ち着いた。たぶん私は常に変化と刺激がないと生きて行けないんだと思う。もしかしたら、いつか定住という刺激が欲しくなるのかもしれないけど。なんだかんだ毎年私の春は変化が起きている。不思議。

そんな話をした。

どんなときに変化を求める?自分は前から変わったと思う?みたいな話をしてます。

ちょっとでも、あなたの心にひっかかったら。