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新しいことをはじめるのは、そんなにドラマチックじゃない。


今年は7月までが早かった。

毎年『もう今年半分まで来ちゃったよ。』とぼやいているような気もするが、とにかく今年は色んな事があった。まずは【例のアレ】による世界大変動。仕事も生活も、人生全てが変動してしまった人も沢山いるのではなかろうか。

当たり前に過ごしていたルーティーンを一切合切遮断され、毎日の買い物に出掛けることすらままならなくなる。こんな日が訪れるなんて考えた事あっただろうか。

まるで『バイオハザード』の世界だね、と電話越しに友達が呟いた。普通に過ごした日常がこんなに簡単に綻び崩れていく様を、まさか自分が生きている間に体験するとは思わなかった。まさにどこかゲームの世界に溶け込んでしまったかのような虚ろな気持ちで自粛生活を送っていた。

                         *

そんなぼんやりとした状態であったが、私は1つ、ささやかにスタートさせたものがある。

それがこの『note』。

世界が騒がしくなって、いよいよ私は『自分がしたかったこと』に目を向ける事となった。今までやってみたかったけど、フタをして鍵までかけて知らんぷりしていた事だ。

絵を描くことと、文章を書くこと


本当はずっとずっとやりたかった事だった。だけど、どこかで恥をかきたくない格好つけの自分もいて、日々の生活の忙しさのせいにして何も考えないようにしていたのだ。

そして、あれよあれよと自粛生活になり、【忙しさ】という切り札が使えなくなった私はついに『自分のやりたかったこと』と対峙することになった。

と、ここまで随分仰々しく描写してしまったが、結局のところ、好きな人が『note』を始めたのを切欠に私もつられて始め、その流れで『私も何かしら記事でも書いてみるか』といった軽い感じでスタートしただけに過ぎない。

【やりたくてもできなかった事】をものすごいアンタッチャブルな物として扱いすぎてただけなのかもしれない。フタを開けたらなんて事なかった。ドラマチックな展開などなくて、あっさりと日常の一部としてnote生活は始まったのだ。

                        *

思っていた以上に『note』はとても優しい人がたくさんいた。私のおぼつかない文章をあげてもみんな優しく拾い上げてくれる。お陰で文章を書く楽しさを再確認できた気がする。

もっと早く始めてれば、なんて欲すら沸いてきてしまったりもしたが、私にはこれがベストのタイミングだったのだと思う。

『新しいことをはじめるのはそんなにドラマチックじゃないんだな。』


もし、やりたい事があってもフタをしてしまってる人がいたら、そんなに怖がらないで欲しいと思う。新しいことを始めるのにドラマチックは必要ない。案外人生のターニングポイントなんて、そこらへんの石ころから始まる事だってあるのかもしれない。



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