没ES(エントリーシート)の供養

1.電通

エントリーシートは通ったのですが、面接当日寝坊して受けられませんでした。仮に、もし仮に内定もらってたらどんな人生になってたんでしょうね。

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◆時計にまつわるちょっといい話をお書きください。(600字?覚えてないです…)

機械時計を初めて発明したのは10世紀末のキリスト教の僧侶であることはご承知の通りだが、機械時計を初めて大衆に向けて販売したのがヴェルサイユの時計職人ジュリアン・ル・ロワであることはあまり知られていない。
当時時計は大変に高価なもので、それを個人が所持することは一つのステータスでさえあった。若き日のジュリアン氏が暮らしていた町にも時計は一つしかなく、それは町の中央広場で休むことなく住民のために時を刻み続けてきた。ある日両親を早くに亡くしたジュリアン氏の親代わりである祖父の容体が悪化し、最期の時を迎えようとしていた。しかしジュリアン氏は優秀な機械技師で、その日どうしても仕事を休むことができず、担当の医師に相談した。医者は彼に、「患者はもって今日の夕方の6時です。遅くとも4時までにはご帰宅下さい」と言った。その日はひどく蒸し暑かった。
ジュリアン氏は中央広場の時計台が3の刻を知らせる鐘を聞いて、急いで工場から家へと向かった。祖父はすでに亡くなっていた。30年以上もその町で時を刻み続けた時計は、無情にもその日正確な時刻を知らせなかった。彼が家に到着したのは5時30分だった。
そうして彼は時計職人になった。万人が時計を持つようになればこのような悲劇は繰り返されない、その思いを胸に毎日毎日安価で正確な時計をつくるため、持てる情熱のすべてを注いだ。今日われわれは至る所で時計を目にすることができる。どんな場所にいても正確な時刻を知ることができる。その影には古き時代の人々の血と汗があることを忘れてはならない。その細い針が刻む一秒には、偉大なる人々の一生が注ぎ込まれていることを知っておかなければならない。悲劇のない進歩などないのである。しかし、そんなことなどまるで感じさせぬよう、今日も時計の針は淡々と正確に時を数えている。

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5行目以降は全部創作です。就活なめんなよ。

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