夢日記③

19.10.13
世界は今日の5時半で世界は終わるらしい。ノストラダムスのときもこんな感じだったのか。

とは言っても大半の連中は半笑いでその時を迎えようもしていた。僕の周りでも、どうせ世界終わるしなあという究極の自嘲は、冴えない冗談の域を越えていない。世界の終わり方には少し興味がある。巨大隕石でも落ちてくるというのが一番現実的だが、なぜか頭の中にはパカっと真っ二つに割れた地球の姿がイメージされた。

もうすぐ5時半、いつもなら心待ちにする終業時刻だ。誰かがぽつりと言った。死にたくないですねえ。その瞬間、小さなミサイルが窓ガラスを突き破った。僕は非常口へと走ったが、武装した集団が当然のように出入り口を封鎖していた。あれは今日で世界が終わると信じている中でも、最も過激とされる教団だ。
なるほど、そうきたか。

教団の凶弾に今日doneというのは起きてから思いついた。

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