人は生きたように死んでいく

生と死は繋がっている。どのように生きたかが死に間際の心情を決めて、そのまま死後の世界へ旅立つ。死後の世界の予習をしていた人、死後の世界を信じなかった人、現世を謳歌した人、未練と執着で死を受け入れられない人など様々な想いで死を迎える。

誰もが100%死ぬのに、日本人のほとんどの人が死について考えたり、学んだりしない。宗教家でさえ、死後の世界を否定する人もいる。死というものを忌み嫌う文化も影響しているのかもしれません。死を不幸と表現するのも独特です。死というのはあの世からの視点では、お帰りなさいであり、修行お疲れ様なのです。一生懸命生きたたましいほど祝福を受けるのです。つまり、死はご褒美なのです。途中で放棄した自殺には祝福はもちろんないですが。

日本は戦後米国の庇護の下驚異的な経済発展を遂げました。1990年代に共産主義の国々が民主化していく背景には、日本の成長があったようです。しかし、バブルが崩壊してからデフレが続きます。物価が下がる、給料が下がる。そんな中で民営化、金融の自由化、構造改革などを推し進め人々の幸せな生活よりも更なる経済発展を目指したのです。

富めるものはますます富む

終身雇用は崩壊して大手家電メーカーはリストラを進めました。残念ながらリストラをすると優秀な社員から辞めていきます。なぜなら、次の就職先があるからです。大手家電メーカーを辞めた優秀なエンジニアが韓国や台湾の企業へ移籍して、半導体やパソコン部品、スマートフォン関連の商品は世界のトップにはなれませんでした。

米国は常に経済大国としてトップを維持しようとします。バブル時代に米国の不動産を買い占めた日本を脅威と認識して、衰退させていくあの手この手を駆使してきました。そんな米国に対して好意的な日本人。事実を学ばない、死後の世界を学ばない、現実逃避が大好きな日本人。

そして今、中国人が日本の土地を買い占めている。コロナ禍で倒産したホテル。豊かな水源。アニメ業界では中国からの発注を受けて、日本人が製作する事態になっています。今度は中国の言いなり国家になりかねません。政治では仲良くないですが、経済的には主従関係になりつつあります。

インバウンドを期待して商売している企業は、中国人の消費なしでは拡大出来ないと考えているでしょう。中国なしでは日本の経済は成り立たなくなりつつある。そんなときに尖閣諸島への領海侵犯の頻度が増してくる事実。

「強いものに仕える」

これは戦国時代の武士から受け継がれるDNAと言えるのかもしれません。軍事力っも経済力ももはや中国には適いません。強制労働させられているウイグル自治区にて日本の大企業が生産拠点をもって、大きな利益を上げている事実。売上げや利益を得るために、誰かの犠牲はやもえないという考え。

つまり資本主義がもう行き詰まっていて、誰かの犠牲でしか豊かさを実現できないほどになってしまっている。かなり、重傷な状態。そこまでして経済発展をしなくてはならないのか。そうです、それが資本主義なのです。ですから「今だけ、金だけ、自分だけ」が横行しています。

そんな秩序や倫理や道徳が崩壊しつつある現在において必要なのがスピリチュアリズムだと思います。「今さえ良ければ良い」という思考を捨てて「未来の人々ために、未来の自分(死んだ後の自分)のために、今何をするべきか。一人ひとりが、利他愛の実践をして、更に広げていく。

世界人口100億人を目前として、地球温暖化も相まって食糧危機が来ると言われています。食品自給率37%の日本はかなりピンチです。原発や地震や台風の被害もますます増えるでしょう。なぜなら、人間が成長していないから。

未来を変えるのは、今の私たちの行動です。アルコールを浴びるくらい飲んでも、バラエティー番組や恋愛ドラマを見ても、未来は変えられない。むしろ現実逃避として、自分に必ず返ってくるでしょう。(因果律の法則)




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