東日本大震災から10年

あれから日本人は成長したのでしょうか?原発は再稼働して、政治家や官僚は企業の接待を受けて、今だけ、金だけ、自分だけの思考が蔓延しつづけているのだと思います。

あの震災から学んだことは?人間は自然と共存していくべきを、自然に抗うような開発が未だに行われ続けている。きれいな海を埋め立ててまで沖縄の基地は本当に必要なのでしょうか?もう二度とあの豊かな自然が戻らないと分かっていても、人を殺すための飛行機を飛ばす滑走路が必要なのでしょうか?

こんなことを続けていては、また同じことが起きてもおかしくないと素直に考えれば分かるはず。素直に考えられない人は、ある種のイデオロギーに犯されているか、利権に絡んでいる故だと言えるでしょう。中国とは経済的な距離を置くことです。経済的な結びつきが強くなりすぎたから、尖閣諸島を脅かしても大丈夫と甘く見られているのだと思います。

東日本大震災は決して風化させてはならない事象であり、人災事故です。しかし、経験していない人にとっては、月日が経つごとに他人事になるのでしょう。残念ながらこのままでは、日本全国が被災地になりかねません。

ワクチンで収束すると予想される専門家もいますが、変異株の存在がどうなるか分かりません。製薬会社と政治とのつながりも大きいのでしょう。人間の遺伝子に影響を与えるワクチンですから、5年後10年後どのような影響があるか、誰にも分からない。そのリスクを冒してまで、政府が推奨するのはまさに、今だけ、金だけ、自分だけなのだと思います。

今日本人に必要なのは、霊性の成長なのだと思います。未来のため、地球のため、他者のためという発想。「情けは人のためならず」巡り巡って自分に返ってくるということ。利他愛こそが自分を幸せにする法則。米国に追随して資本主義を膨張させて、大切な水源も企業に売り渡し、役所の仕事も、野菜の種も、安全な食品も、豊かな生活も、何でも企業に売り渡して、企業が儲かる仕組みを作り上げてしまった。その企業から献金をいただくために。

行き着く先は月を国有化しようとしている国があるということ。もう第三次世界大戦に突入している感じです。人類が早く自らの過ちに気づかないと、人類絶滅もそう遠くはないように思えます。

あれから10年、まだ終わっていませんし、続いています。目に見える復興は進んでいるかもしれませんが、心の復興はむしろ、悪化しているのではないでしょうか。

「死んだ方が幸せ、遺された方が不幸」

そんな言葉を泣きながらつぶやく遺族がいますが、遺族に限らず皆が思うような社会になりつつあるのだと感じます。


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