実は全部バレている

そう、バレてるんです。
言わないだけで。

言っても仕方がない、
言ったところでどうにもならない、
っていうか知ってることすら教えてやらん。

そんな感じでしょーもなく嘘ついてることや
ちょっと見え張ってること
知ったかぶりしてること
嘘ついてること

人はびっくりするくらい気付いてるんですよね。

ていうか、私はそう。

この前と言ってること違うなとか
さっきとの話の辻褄合ってないなとか
これがこうなら、この前のあれはなんだ？とか

人の話を基本全て覚えているから
ちょっとした違和感にもすぐ気づく。

でも私が気付いていることに
誰も気付いてない。

まさか私が覚えているなんて思ってもない。
話したことだけじゃなくて
この前会った時の洋服とか靴とか
持ち物や髪型とかまでね。

何気にポロッと漏らしたことも
全部覚えている。

これって、私の特技だと思うけど
忘れたいこともある。

人間不信につながることもあるからね。

子供の頃、いつも大人が
わかんないからと
適当に誤魔化していたのも知ってる。

意味がわからないとしても
嘘ついてるなとか
誤魔化したなとか
適当にしたなとか
そういうのは子供にだってわかる。

大人は自分が子供だった時のことは
すっかり忘れてしまってるから
まさか子供がこんなに頭くるくる回してるなんて
思ってもないだろうけど
子供は全部わかってる。

そして全部知ってて
大人を見定めてる。

信用できる人ができない人か。

いまだに私は
子供の頃に適当にされたことや
ごまかされたいろいろを思い出すことがある。

ほんとに忘れたいけど
定期的に思い出してるから
記憶が定着してるんだろうなって思う。

人って結構いろいろみてる。
そしてわかってる。

適当なやつとか
信頼できる人とかね。