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嫌われてたあの頃の話

歩いていたら道を聞かれたり
写真撮ってくださいと
カメラを渡されたり
急に話しかけられたり


私は意外とそういうのがある。
というかしょっちゅう。


私は人に話しかけることは滅多にしない。
とはいえ、話しかけることには抵抗はない。
引っ込み思案ということでもない。
人見知りでもない。


ドンキで時間がなくて
物が探せない時や
致し方ない時以外は自分の生活に
他人を巻き込むということを
したくないだけなのだ。


暇だから話そうとか
寂しいからついてきてとか
そういうのは私にはない。
(かと言ってそういう人を非難もしてない)


話を戻すが、
顔に警戒心を感じさせないものがあるのか
話しかけても大丈夫そうと思われるのか
意外とすぐに話しかけられる。


道を聞かれたり
写真撮ってください的な
「目的」がはっきりしているものなら
はいはい、いいですよ〜!と
快諾の上、任務を遂行することができるのだけど


目的がわからず
ただただ話しかけられると
私だって警戒する。


誰なんこの人。。。的に。


そんな感じで
新しく出向いたところで例外なく
昔から私は色々話しかけられる。


例えば新しい教室、職場、コミュニティ…


自分がそこでどう動こうかと
全く定まってないまま
急に話しかけられることが多い。


「人って徐々に距離を縮めるもの」


という謎の概念が私の中にあるので
急に「いえーい!」みたいなノリになるわけがない。



どう見たって陰キャなのに
なぜか陽キャに誘われる率も高い。



セルフイメージと
他人から見た私のイメージが
乖離してるんだろうか?
もしかして陽キャなんだろうか?


急に話しかけられたり
急に距離が近いコミュニケーションは


まだお風呂に入るって言ってないのに
急に脱がされてザバっと
あっついお湯をかけられた感じに似てる。


熱っってなる感じ。
ちょっと恥ずかしってなる。


その温度についていけない私は
挙動不審になっているわけだが
その態度がどうやら


「感じ悪い」と映るらしい。


で、嫌われる。
というのが最近の分析結果。


いやね、準備運動もまだなんですよ。
全然寝起きなんです。
すぐは無理ですって。


っていう感じなのに
それは伝わってない。


伝わっているのは
とにかく感じが悪いってだけ。


で、しばらく時間が経って
ようやく準備ができたわ、と
近づいても時すでに遅し。


そんな感じで初動でつまづいて
大体印象が悪くなってて
ほんで嫌われてた。


あと、唐突すぎる質問も答えにくい。
よって感じ悪くなる。


覚えているのが
バイト先だったかロッカールームで
初日が終わり着替えていたら
先輩バイトさんが


「せしぼんちゃんは芸能人誰が好きなん?」


みたいな感じで
急に質問された時のこと。


まず質問の意図がわからない。
初対面の人に好きな人を伝えるのはなぜ?



答えた芸能人によっては
今後の色々に関係するのか?
というか、まだ個人的趣向を
見ず知らずの人に知らせたくない。


無難にジャニーズです的に
今なら答えるかもしれないが
若かりし私はそんな柔軟性も持ち合わせていない。


その質問の意図は?
なんて聞いてはいけないのは
若い私もわかっていた。


でもノリノリに答えるほど
社会性もまだ育ってない。


そんなこんなで
一発面接で私は何度も人間関係構築を
失敗してきた。


だからとりあえずどんな人も
3回くらいまでは私も様子を見ることにしてる。


初動って人それぞれだもんね。


あ、でも今はほんとに
社会性も身についてきたので
大抵の人とは円満に円滑に話はできる。
急に熱湯かけられても
熱湯耐性も備わっているし。


おかげで初対面で嫌われる
ということはほぼ皆無になった。


ただ、徐々に性格が知られると
せしぼん、ややこしいって
思う人は高確率で現れるけど。


いや〜成長したな、私。

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