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突然音信不通になったももちゃん

数は少ないが同じクラスで
仲の良い子がいた。
名前はももちゃん(仮)


ももちゃんは、とりわけ美人ってこともなく
どちらかといえば顔はユニーク。
だけど性格が明るくて誰からも好かれていた。


もちろん私からも。


でも時々フッと見え隠れする影みたいなものもあって
なかなか目が離せない子ではあった。



卒業してからもしばらくは仲良くしていたのだけど
突然連絡が取れなくなった。
取れなくなったと言うか
返事が来なくなってしまった。



何かあったのかな?とおもって
実家に電話をかけたりしたけど
ご両親も健在で
本人もいたって元気だと言う。


私から連絡があったことを伝えると
電話口で言ってくれたから
ももちゃんには私から連絡があったことは
知ってるはずなのにある日を境に
一切連絡がなかった。


あ〜そうか
もうももちゃんは私とは連絡をとりたくないんだな
と思った。



私が何をしたかは
わからないけれど
何かのタイミングで
何かしらのことがももちゃんの何かに触れて
もう縁が寿命を迎えてしまったのかもしれない。



生きていたってこんなふうに
2度と会えなくなる人だっている。



私が知ってるももちゃんとは
全く違うももちゃんになってしまったかもしれないし
私と繋がっていたいと
思わなくなったのかもしれない。



何かしらの琴線に触れて
ももちゃんは私から去ってしまった。
思い返すと
ももちゃんは仕事のストレスを抱えて
いつもやめたい、実家に戻りたいと言っていた。


もう10年以上も立つのに
ふっと思い出すことがある。



ももちゃん、元気かなぁ。


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