配信LIVE

上野大樹の無観客ライブを観た。

大樹さんを知ったきっかけはインスタグラムの広告。
「ラブソング」を聴いて一目惚れ。いや、一聴惚れした。つい1〜2週間前の事だった。

ライブをしてくれると知って、すぐにチケットを購入。あの、いつ始まるか少し緊張しながら待つ、ライブ前独特の空気感。ライブだからこそのアレンジや声。「あと半分」と言われた後の、終わりに向かっていく圧倒的な速さ。「泣きそう」と言い、笑顔を見せてギターを弾いて歌う彼が、時折手で目をゴシゴシしていた姿。
全てが幸せで、大切にしたくて、終わって欲しくなくて、涙が止まらなかった。

1時間という時間はもの凄い早さで過ぎていった。

「ラブソング」の歌詞に、「ラブソングラブソングもっと広がれ」とある。こんなに音楽にまっすぐで、音楽が大好きで、こんなに素敵な曲を素敵な声で歌っている彼の音楽がもっともっと広がってほしいと心の底から感じた。
でも、この瞬間だけは独り占めしたい。誰にも知られたくない。とも感じた。圧倒的なわがままだ。

たかが1〜2週間で。と以前から好きな人からしたら思われるかもしれない。いや、私だったら思う。まだ何にも知らないでしょう、と。
まだ何も知らないかもしれない。だからこそもっと知りたい。

大樹さんはライブの途中、「変な関係性だよね。だってこれからもっと有名になって、有名になりたいけど、色んな人に聴いてもらって、もしかしたらいなくなる人もいるかもしれないし。」と話していた。(こんなニュアンスだった)

上野大樹が有名になって、ライブハウスを飛び出して武道館やアリーナ、ドームでライブをする日が来るかもしれない。それが一年後かもしれないし、すぐ来るかもしれない。
大きな会場で、たくさんの人の前でギターを担いで歌う大樹さんの音楽を、私は絶対に最前で聴く。そう決めた。
たくさんの人の前で歌っていても、不思議と目の前で歌ってくれているような安心感と心地良さと多幸感と少しの悲しみを感じさせてくれる彼の音楽が私は大好きだ。

これだから音楽は面白い。

音楽は最高だ。

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