![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40580236/rectangle_large_type_2_ffd820e9e1a435a8a4108b2f67ee99a7.jpg?width=1200)
休み上手になろう! 『スタンフォード式 最高の睡眠』 #538
睡眠不足は週末の寝だめで解消する。
→ よく聞く話ですが、「睡眠負債」は週末2日間くらいでは返済できない。
連休明けは身体が重い。
→ ついつい夜更かしして、朝というかお昼ぐらいまで寝ちゃうため、眠りのスイッチが狂ってしまうのです。
睡眠は4時間で十分。
→ ショートスリープは遺伝的な要素が大きい。ムリして4時間睡眠を続けると、「睡眠負債」がたまってパフォーマンスが落ちる。
昨年3月から始まったリモート勤務のおかげで、通勤時間が減った分、自分のために使える時間が増えました。夏くらいまではウェビナーにたくさん参加していたのですが、もっと「休み上手」になりたいなと思っていたんです。
そこでタイトルは知っていたけれど、なかなか手が出なかった『スタンフォード式 最高の睡眠』を読んでみました。すると、睡眠に対する誤解がボロボロ落ちていきました!
著者の西野精治さんは、スタンフォードで睡眠を研究している方です。まだまだ不明なことの多い脳と睡眠について、最新のエビデンスに基づいた「睡眠ノウハウ」が紹介されています。
まずは冒頭に書いたこれ。
睡眠不足は週末の寝だめで解消する。
もちろんこれでも「睡眠負債」のある程度は解消されるのですが、全力を出せるベストコンディションに戻すには3週間くらいかかるのだそう。
「8時間くらいは寝たいけど、忙しくて時間が足りない……」なんて言ってしまいますが、大事なのは「量」ではなく、「質」。なかでも、「黄金の90分」を手に入れることが大事なのだとか。
8時間寝ても身体が重い。6時間寝てスッキリ。
その違いは、眠りはじめの90分=「黄金の90分」を手に入れられるかどうか。
本には「睡眠戦略」と「覚醒戦略」がそれぞれ紹介されています。カギとなるのは「体温」と「光」です。
① 覚醒時は体温を上げてパフォーマンスを上げる(スイッチオン)。
② 皮膚温度を上げて(オン)熱放散すると、深部体温は下がり(オフ)入眠する。
③ 黄金の90分中はしっかり体温を下げて(オフ)、眠りの質を上げる。
④ 朝が近づくにつれて体温が上昇し(オン)、覚醒していく。
体温のメリハリをしっかりつけることで、「黄金の90分」が手に入るのです。特に、自分の適正な睡眠時間を知っておくといいですよ。
ゆっくりお風呂に入る時間がない、でも明日は早起きしなきゃという時は、足湯で少しだけ体温を上げておくといいそう。
あまり晴れやかな気分になれない2021年が始まりましたね。それでも毎日は続いていくから。
今年の目標は、「休み上手」になることです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?