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🦇事件?&役割分担。

 もうすぐ日付が変わる時刻、
「キャーッ😵お母さーん。」
2階から娘が駆け込むようにリビングに入って、怖いのか?ワクワクしているのか、分からないような声で、
「飛んでる飛んでる❗️何?鳥⁉️」
リビングの扉はガラス格子になっています。小さくて黒い生き物が右往左往し、玄関から2階へ、2階から玄関へと飛んでいきます。

 丁度、先週の記事📝を投稿し、ホッと一息ついたところでした。やれやれなんとか今週も記事ができたと、まったり🍵していました。

 私は記事を投稿してから、微調整をするタイプです。投稿後に写真を取り替えたり前後の文章を入れ替えたりと、何度も編集し直します。
 そして、まさに今から投稿後の加筆修正の時間(20分程)です。じゃまをしないでほしい!のですが、ひきつった娘の顔を見て、仕方なく立ち上がりリビングの扉へ向かいました。


1、修繕で🦇対策①


 築20年を迎える前に、ベランダからの雨漏りを発見したのは半年前。足場を組む必要があると知り、大規模?修繕を実施しました。その時に追加でお願いしたことが、「コウモリ対策」です。

「門柱、ベランダ、駐車場などに糞が落ちているんです😭」
担当者さんに現状を伝えました。
 毎日🚙フロントガラスやワイパーに、小さな黒い粒がはりついています。家の外壁には凸凹があり、その隙間にも付いています。箒で掃いたり突いたりして、黒い粒を落としています。

 それだけならまだしも、10年前にはトイレの換気扇の奥に巣を作られたことがありました😅

2、十年前の駆除①


 10年ほど前のことです。夜になると、2階のトイレからゴソゴソと音が聞こえました。ある日、夫が
「何かが飛んでいる。」
と気づきました。
「換気扇の奥に、コウモリが入っているみたいだ。」
トイレ🚻のドアを閉めて、悪戦苦闘する夫。
「わぁっ!💦」
という焦っている声が何度か聞こえ、ついにコウモリを捕獲しました。コウモリの赤ちゃんも数匹いたそうです。

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みんなのコウモリ駆除屋さん

 その後、ホームセンターで、目の細かな金網を購入し、小さくぎゅっと丸めて配管に詰めました。もう2度と我が家に来ないことを願って。

 コウモリは、わずかな隙間から潜り込み、不衛生な環境をつくりだす厄介な存在です。しかし、「鳥獣保護管理法」という法律で守られているため、許可なく捕獲・殺傷することができないそうです。だから、こんなに繁殖しているのですね。

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みんなのコウモリ駆除屋さん


3、修繕で🦇対策②

 4月の修繕が、終わりに近づきました。屋根裏や室内に巣を作らないように、シーリング材や金網などで小さな隙間もすべて塞いでもらいました。しばらく近づかないようにスプレーも使いました。

 スプレーの効果?なのか、1、2ヶ月は、外壁に糞が張り付くこともありませんでした。しかし、3ヶ月が過ぎると、またしてもベランダにぽつりぽつりと黒い糞が落ちます。ミニ箒で、始末しながら
「コウモリを保護するなんて、、、。」
とぼやいていました。

 事件は、そんな夏の日の夜に起きました。夫はもう2階で就寝中💤玄関・階段・2階廊下はコウモリに占拠され?娘と私はリビングから出ることができません。扉🚪を開けようとすると、何度もガラス扉に向って私たちを煽るように?飛んでくるコウモリに娘が、
「ギャーッ😵」
と声を上げます。私も叫びたい気持ちです。が、娘に「助けて。」と言われた身としては、一緒に叫ぶなんて、できません😢
 ここは早く寝ることを最優先にして、どうすべきなのか考えました。

①玄関ドアを開けて逃がしたいが、リビングから出ていく勇気がない。
②なぜ勇気がないの?怖いから。鳥とコウモリとどっちが怖いの?⇒鳥🦜
③鳥は、夜間じっとしている。⇒コウモリは、夜行性🌗
④怖いのは嘴のある鳥であって、コウモリは鳥ほど怖くない。⇒怖いというより、気持ち悪い。
⑤気持ち悪いは、気の持ちよう。気持ち悪くない!と切り替えて、さあ2階へ行こう。

と思考&気持ちの整理を試みたのですが、内心では、
「怖い気持ち悪い(本音)VS母親だから!(建前)」
の迷いを隠せません。グズグズして、リビングの扉をすんなり開けることができません。
 そもそも、人間の「怖い」と、コウモリが感じている危機感の程度を比較すると、コウモリは「命の危険を感じている」ので必死さが違うのです。だから人間が「怖い」と安易に言うのは、違うんじゃないの?人間は傲慢である!なんて理屈を捏ねながら🦇が今どこにいるのか、素早く目視で確認しました。リビングのガラス扉に、横切る黒い影が何度も映ります😂

 🦇が2階に行ったその時に、リビングを出て洗面所に入り、すぐに戸を閉めて歯磨き🪥をしました。戸を閉めていると安心です😮‍💨鏡に映る娘を見ながら二人で並んで磨きました。

 ちょっとしたハプニングを楽しむ余裕が出てきた娘娘に頼られて?少しうれしい母。洗面所の狭い空間で鏡越しにニヤニヤし😏ながら、この後どうするか作戦会議。
「夜行性だから、朝には家の中で静かにしているよね。」
「じゃあ、朝起きてから考えるとして、もう2階に行って寝てしまおう!」
「明日の朝、一番に起きるのはお母さんだよ。お母さん大丈夫?」
「コウモリ🦇のコウちゃんと名付ければ、怖くないよ。明日から仲良く暮らすのはどう?😁」
「もう、お母さん、絶対嫌だからね❗️😆」

4、夜中の駆除②

 コウモリが飛んできて玄関に行きました。静かに扉を開け、息をひそめて2階に上がります。ドキドキしていた娘は、無事に部屋へ入りました。ホッと安心した私は、思わず寝ていた夫に声をかけました。
「家の中で、コウモリが飛んでいたよ。」
夫は起きて、様子を見に行きます。

 ついて行って、びくびくしている私に、部屋に入りドア🚪を閉めて待つように指示がありました。あれこれしているうちに、捕獲完了!🦇を捕まえてくれました!コウモリが興奮のあまり?落とした糞を除菌シートで拭き取りました。

 部屋から出てきた娘と、 
「わざわざ起きて、助けてくれてありがとう💛感謝です。」
とお礼を伝えました😊これで安心して寝られます。


 翌日、侵入経路が判明しました。🪟網戸が1㎝ほどズレていたのです。チェックして、きっちり締めました😆

 娘の「助けて」コール。
無事、ミッションクリアしました
🙆‍♀️

5、嫌なことは誰がする?


 田舎暮らしは、🐀や🐍、🦎、🐸などさまざまな生き物が身近にいました。子どもの頃は、怖くて気持ち悪くて不気味な存在でした。

 害虫駆除の度に、母親は怒っていました。
「嫌な事は、何もしてくれない!」
と、父を詰っていました。🐀や🐍などの死骸を母に任せて、仕事に行ってしまう父。声を荒げて文句を言う母。そっとその場を離れる私と弟。

 夫婦で、一緒にできたら良かったのにね😢


 家の中で嫌なことは何だろう?汚水桝やトイレ掃除、お風呂や洗面所の排水溝などヘドロを処理することでしょうか。専業主婦の時は、ほとんど私がしていました。しかし今では、ゴミ捨ても含め、分担するようになり、ともに生活していると思うことができます。コウモリ事件の最中、もし夫が無関心だったり、人任せだったら?と想像すると、哀しくなります。一緒に怖がってくれるだけでもOK🙆‍♀️です。

 一時期、「ポツンと一軒家」で暮らすことに憧れていました。けれど、今回のコウモリ事件で、不甲斐ない情けない自分には、出来ないかもしれないと感じました。夫を誘っているのですが、便利な都会で暮らしたいそうです。田舎暮らしが出来るタイプなのになぁ。ちょっと残念です😊

 🦇事件の翌日、次男に話すと
「何かワイワイ騒いでたことは、知ってるよ。」
と涼しげな他人事語りなので、
「そういう時は、『何か手伝います!』って言うんだよ。」
将来、家事を分担しないと家族が離れてしまうかもと、伝えました。

 そして私自身も、夫に任せてしまっている事を、反省しました😂

 ちなみに、駆除費用の相場は8,000円~30,000円だそうです。
 10年前と先週のコウモリ駆除手当💴二回分を、お礼の気持ちをそえて、臨時支給しようと思います☺️

☆しかし、未だ支給せず。おそらくこのまま。


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