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【読書記録】 読書の秋10月


読書の秋だし、よーしたくさん読むぞ! と思っていたのに仕事が忙しすぎて体力が持っていかれ、あまり読めなかったなあ〜な10月の記録。


・ホルモー六景 著:万城目学

大阪・京都旅行を控えていたので、だいぶ前に買って寝かせていたものをようやく開封。

鴨川ホルモーの続編かな、と思っていたらそうではなく、鴨川ホルモーの裏側やその少しあとの別の登場人物たちの短編集だった。一方その頃、的な。

あのホルモーが行われている最中、こんなことが起きていたのか! だったり、あの勝敗の原因の一端はここにあったのね! なんていう発見ができて面白かった。
鴨川ホルモーの読了後にすぐ読むべきだったなあとも思った。 


・流浪の月 著:凪良ゆう

文の存在が大きいからか、全体的には静かな印象を受けた。(DV男を除いて)
居場所があるようでないそれぞれが寄り添って埋め合わせているような物語だった。

読み終わってから、(確か松坂桃李と広瀬すずの映画のやつで、地面に押し倒されて泥水飲んでる場面なかったっけ・・・)とあれこれ検索したら、配役は合っていたものの実際は別のものだったことに気づいて笑ってしまった。(想像していたのは「護られなかったものたちへ」)
そちらも読んでみたい。


・県庁おもてなし課 著;有川浩

本棚より再読。
高知県を舞台にした観光物語。
有川先生らしい恋愛部分も懐かしさを覚えた。
なんとなく先生の実体験も含まれているような気がする、と思っていたらそのとおりだった。
朗らかだけど大事なところで芯を貫く登場人物たちも魅力的。


・SOSの猿 著:伊坂幸太郎

本棚より再読。
学生時代に読んだもののちょっと難しくて途中で断念してそのままだった。
すっかり忘れていたので再読にちょうどよかった。

不思議な時系列と登場人物の絡みに少々混乱はするものの、やはり最後にスッと爽快なまとめに入るのが伊坂先生の作品の魅力だと思う。


・和菓子のアン 著:坂本司

和菓子の勉強がしたくなるなーと思うくらい、いろいろな和菓子とそれにまつわる小話が書かれていた。デパ地下の和菓子屋を覗いてしまうくらいには影響を受けている。

登場人物たちはなかなか個性的。主人公のアンをはじめ、店長、バイトの面々が強烈。普通のデパ地下バイトの青春物語かと思っていたら、和菓子を絡めた謎解きがふんだんに盛り込まれていたので驚いた。

続編もあるようなので読んでみたいと思った。


・ランチ酒 著:原田ひ香

これは飯テロ。期待以上の飯テロ小説でした。
最近日本酒にハマっているので余計に刺激された。
不思議な職業についている主人公が、それぞれの仕事終わりにランチと酒にありつく物語。
各章で元家族について少しずつ描かれていくのがよかった。


10月は
・流浪の月
・ランチ酒
が読んでいてビビッときたかも!

今月ももう半ばですが、まだまだよむぞ〜💪

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