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「少々」ってどれぐらいなの?!

「少々お待ちください」
よく聞く言葉代表格だと思います。

じゃあその「少々」って具体的に何分なのでしょう。

これが人によって違うので、私は混乱してしまうのです。厳格な規定はなく、ビジネス的には2〜3分のようですが、この際「少々」=「◯分」と法律で決めちゃったらどうなのでしょう。
それを越えちゃう常習犯にはもう罰則つけちゃう。
なぜここまで厳しいか? とんでもなく待たされたりする事が多々あるからです。

もしかして同じことを人にもやっているのかも?
(他人に厳しく自分に大甘な自分、発動)


銀行

成年後見人制度を利用し、親の銀行口座を成年後見人である私に切り替える、という仕事をしました。
この手続きが、とてつもなく時間がかかるのです。
「少々お待ちください」が1時間以上はかかります。
銀行では、「少々が何分程である」というビジネス的な常識はないのか? と思うほど、平気で待たされます。「どれぐらい待てばいいのですか?」と尋ねても具体的な返事が返ってきたことはありませんでした。
お店の方も、「まだしばらくお待たせすると思うので、後ろのラックにある雑誌でもご利用ください」とでも言ってくれたっていい気がするのですが、そういう気づかいもありません。
私がやろうとした手続きは「面倒な事」の一つに過ぎないのでしょう。

電話

最近は電話でいろいろ問い合わせをする機会も増えました。
まず、最初に係員の「ただいま、電話が大変混み合っています。順番におつなぎしていますので、しばらく…」の音声ガイダンス。
この「しばらく」も場合によってまちまちすぎます。
「そうか、順番に、か」と思った瞬間につながる事もあれば、いつまで経っても「順番に」が一定時間ごとにアナウンスされる電話を聞き続け、受話器に汗がついてるし、てことは耳に湿気がすごい事になっているってことだし、良い事ないって思う事もあります。

そういえばナビダイヤル、というのもやっかいですね。「番号を選択してください」が、5・6項目あると、もう「長い」と思い、選択しても次がまた4・5項目あってガイダンス聞いている時間が「長い!」って思ったり。相手の声が聞こえるまで5分ぐらいかかる事もあれば、何個も番号を選択した結果、「それについては…」と音声案内が流れて電話が一方的に切れてしまい、「違う! 私が知りたいのはそれじゃない!」と、もう一度電話をした事もあります(そんなコントがあったような)。

対策

親は複数の銀行に口座を持っていました。
すべての口座の名義を変えなければならず、ひとつひとつ、銀行の窓口へ行っては手続きの書類を持参し、承認を受けるまでその窓口で待つ必要がありました。
郵送でも受付はしていたのですが、その場合は決まって「◯◯が足りません」「ここの項目はこう書いてほしいのです」「ここに印鑑を押してほしかったのですがぁ」となり、書類を再送する事が多々あり、それが複数にもなったので「もう面倒。店舗へ行こう」となったのです。(実際、窓口へ行っても同じ事を指摘され、その場で対応しました)
2つ目のお店で同じ事になった時、「ああ、この手の手続きはどこの銀行へ行っても数時間待ちなんだな」と推測し、3つ目のお店からは窓口へパソコンを持参して仕事をすることにしました。

コールセンターへの電話で、「大変混み合っています」とアナウンスが流れた時は、スピーカーフォンに切り替え、電話を机に置いて、その間仕事や家事をします。仕事場に待機中の音楽が大音量で流れて迷惑になりそうな時は、イヤホンをつける事にしました。

私の場合

私も、電話応対をすることがあります。
とくに電話応対のマニュアルもありません。
調べものを依頼され、保留ボタンを押しても、「これは何分もかかりそうだな」と判断できた時には「◯分以上かかるかもしれないのでこちらからかけ直します」と言って電話を切り、かけ直す事にしています。
メールで来た問い合わせはメールで返しますが、メールは文章を書くのにかなり時間がかかります。言い直しが利かないので、送信ボタンを押す前に何度も文面に失礼がないか読み直しますので。
電話のほうが、作業を途中で止める事にはなるものの、対応時間そのものは短いのかもしれません。

ある上司の言葉

会社の中で合点がいった事があります。
私が依頼したこと対して、
「30秒待って」
と返してきました。

とても具体的です。仮に30秒じゃ終わらなかったとしても、「1・2分程度かな」とイメージできます。
これは私が同僚や仲間に返答する時も活用させていただきました。すると逆に「30秒で終わらせないといけないよな」という意識が自分にも働きます。「少々」とボンヤリさせないことが、自分の行動にも変化を与えることに気づきました。



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