負けてもうれしい変な競技①
「野球バカ」だと思います。
素人が草野球チームに参加する
高校まで野球経験はほぼありません。ですが草野球チームは組めます。大学生になった時、野球部員だった友人に誘われ、草野球チームが結成されました。
単に人数不足を補うためだったのだろうと思います。
暇だった大学生の私たちは週1回の夜、8,000円のナイター料金をみんなでお金を出し合い、練習しました。
野球素人の私は当然外野。打球の伸びる伸びないがまったく分かりません。
内野のノックは、後ろへそらしても外野がフォローしますが、外野は後ろへそらしたら自分で取りに行きます。
不公平だ!
と思いましたが、うまくないのでそんなことも言えません。
やったから知れた役割分担
ただ、練習をそれなりに真面目にやるうち、野球というのはテレビで見えない部分で、想像以上に重要な箇所があることを知りました。
その一つが、バックアップ(カバーリング)です。
たとえばサードゴロを打ち、サードがファーストへ投げる。その時サードが悪送球をしてファーストが取れないと、ボールはファーストの後ろへ転がります。
そんな不測の事態に備え、ライトは常にファーストの後ろへ走っておく必要があります。
ボールが来ないからただ突っ立っていればいい競技ではないのです。
ランナーがサードにいるときは、キャッチャーがピッチャーに返球するたび、セカンドとショートがいちいちセカンドベース寄りに走っています。「何してるんだ?何の意味があるんだ?」と見ていたのですが、これも「バックアップ」のひとつです。キャッチャーが悪送球をした瞬間にサードランナーがホームベースに突っ込んでくるかもしれない。それを防ぐためにセカンドとショートはカバーをするのです。
しかし、残念なことに私はどうしようもないほどボールのコントロールが悪かった。サードがファーストに悪送球をして、それをライトである私がちゃんとカバーリングできたのに、送球がダメなために2塁ベース上にきちんと投げられず、結局バッターランナーは余裕で2塁に到達、という結果もよくありました。
そんな感じで、守備のほうはどうしようもないため、バッティングで何か貢献できないものか、と考えることにしました。
続きは別稿で。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。