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世界のニュースを日本人は何も知らない

フォロワーさんの方がこの本を読んでいたので、この本の存在を初めて知り、早速読んでみました。

こういうネタは大好きです。グイグイ読み進める事ができます。

いかに日本のニュースが変か、おかしいか、をよーく教えてくれます。
日本のメディアが発信するニュースだけに接していたら日本人はアホになります。
日本人観光客が海外で被害にあったニュースが散見されましたが、それも、「海外の実態を知っていれば防げたのでは」と思われるような事があります。ただ、最近ではそういう被害をあまり聞きません。ある程度海外へ行く予定の日本人が独自にニュースソースを入手しているからではないかと思います。つまり、「日本のメディア発信はアテにならない」を自覚しているあらわれではないか、とも思えます。

でも、メディア側はこのおかしな姿勢を変えようとしない。
なぜか。
それが視聴率をとれていると感じ、売れているからでしょう。
むしろ、今までと違うことをやって視聴率が下がったり売り上げが下がれば、即刻打ち切られます。
つまり、彼らの主軸にあるのは「何を伝えたいか」ではないわけです。

しかし、この本が売れている、という事が、本当のニーズは何なのかを伝えているように思います。
「はじめに」では、こう結ばれています。

すっかりゆで上がったカエルになってしまわないよう、世界のニュースにしっかりと目を向けて一人ひとりが意識を変えていくことを願ってやみません。

「はじめに」より


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