隣国の「教育」本を読んで「人ごとじゃない」と思ったこと
今回読んだのはこちらの2冊。たまたま続けて同テーマの本を手に取りました。
韓国人のボクが「反日洗脳」から解放された理由(WWUK)
韓国人が書いた
韓国で行われている「反日教育」の実態(彩図社)
(ひとことで感想)
「教育ってつくづく大切だなぁ」と思います。
内容について
韓国の教育を実際に受けてきた人が、ことごとくの「捏造」を訴えています。
ほかにも、反日関連の集会への参加は、学生にとっては「点数を稼ぐ」意味合いもあり(必ずしも自主参加とは言い切れない)受験戦争の厳しい中でそれは欠かせないなどなど、たくさんイビツな教育構造が出てきます。なおかつ学校を卒業しても、社会人として必要な「検定」があるようです。
読んで思いますが、ここまで来ると「教育」を超えてます。
一度ウソをつくとそれを通すためにさらにウソをつき、それを次々と積み重ねる。という図式がよく分かります。
以前、『行きすぎた資本主義』という本を読んでも思いましたが、ある意味、国家として「徹底」しているのです。で、それに歯止めをかけられない(かけようという意識も起きない)感じがします。
『韓国人のボクが「反日洗脳」から解放された理由』の最後のほうに書かれている言葉です。
韓国生まれ、韓国育ちの方にそう言われると、ありがたいようなこそばゆいような。
隣国を貶めるためのやり方は、日本では「教科書」や義務教育レベルでは考えらない事です。それを「国家」レベルでやり通してしまっている現状は、たしかに「ひどくないか」と思います。
台湾も、終戦からしばらくは似たような状況にありましたが、ある人の「英断」により「その教育は誤りだった」と180度転換しました。
韓国もどこかで180度転換しなければならなかったはずで、そうでなければ、いくら国家の教育としてそのような扇動をしたくても、ネットが発達し、誰でも現実が見えてしまう現代では、「それがおかしい」と気づいてしまう気がします。
日本に来る韓国人観光客は、結構若い方が多いように感じます。高齢層の団体はあまり東京では見かけません。(地方都市の観光地では違うのかもしれませんので、あくまで東京に住む私の肌感覚です)。
『韓国で行われている「反日教育」の実態』によれば、行きすぎた「教育とは言いがたいカリキュラム」が強化されたのは結構最近です。その当時の教育を受けた人々が、今は「若者」層として訪日しています。徹底的に「反日」教育を受けているなら訪日しようという気は起こらないように思うのですが、なぜに訪日するのでしょう…しかもリピート率も比較的高いようです。
若い方々は、そういう教育は受けているものの、「それってホントなの?」と感じていて、それを確かめるために観光がてら訪問しに来ているのでは、と思うのです。
あるいは逆に、若者層はあまり反感を持っておらず、それに対して国家側が「まずい」と思い、さらなる「激化」(=という名の誤った行為)を進めているのか。
後者だとするとホントに何も言えません。
日本を巡っているなかで本当の事実をもっと韓国の人が肌感覚でわかってくれれば、何かが変わるのかもとは思いますが、少なくともその層が為政者側に立つのは数十年先か。。。
最後におことわりしておきますが、私は海外旅行の中で最もたくさん訪問している国が韓国です。ほどほどに言葉も勉強し、現地語でご飯を注文するぐらいなら出来ます。
現地に住んでいる方にもたくさんお話をしましたが、ほとんどの方は親切です。店員さんの「そっけない対応」もたまにありますが、アメリカのほうがよほどそっけないな、と思います。
反面教師?
隣国の歴史観については「う〜ん」どうなってしまいますが、とはいえ、そうやって「誤情報」を流すのはかつての日本もそうだったのかもしれませんし、今だって実はそうかもしれません。
このネタだってそうだと思います。ダメなものはダメって言えばいいのに、間違いなく「隠している事」があり、そこには「闇」を感じます。
国ぐるみで隠し事があるとすれば、あっちの国ばかりを責められないのか。
似たり寄ったりじゃないのか、と思います。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。