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「未承認国家」の知られざる姿

これを酷評する人の気持ちが全く理解できない。

世の中には多くの国から承認されていない国が結構あるようです。
その「未承認国家」を訪問したのがこの本です(だいたい承認されている国もありますが)

「クリミア」は聞いた事はあるが、沿ドニエストルやアブハジアは初耳。キプロスは知っているけどそれが南北に割れているとは知らず…

その一連の紀行の途中で訪れたのが「チェルノブイリ」、あの原発事故が起きた街のツアーに参加していて、これもとてもおもしろいです。チェルノブイリがどこにあるのかも初めて知りました。

「未承認」のやばいところは、パスポートを盗まれたら大変なところ。日本大使館がないので。そんなことが起こらないためにも、治安が大事。訪れる地域によって差がありそうです。

ソ連(ロシア)の影響下にあるところはなかなかに不便そうです。

著者が歩いて感じたことを率直に書いていて、リアリティがあります。

コロナ禍になった今こそ貴重な一冊だと思います。だからこそ、書評欄を見ていたらこの本を酷評する人がいて驚きました。どういう気持ちで言っているんだ? と思います。

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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。