見出し画像

「値段ありき」が切ない

勤務日の昼は、弁当を買うことにしています。

「外食」は高くなるし、待ち時間や外で食べる間は仕事に使えないから(時間がもったいないから)です。

勤務先近くに、路上販売をする弁当屋は少なく、2・3軒しかありません。

A店とB店は500円、C店は550円します。

普通ならその値段でも安いのでしょう。しかし私にとってはそうでもないのです。

が、3店共、昼さがりになると値下げをすることに気づきました。

A店 500→450円
B店 500→450円
C店 550→450円

普通の人なら「やったー」とか「ラッキー」でしょうが、私は普通の人ではない。

近くにスーパーがあり、そこの弁当は390円。税込だと450円よりも安い。

「450円のままなら、スーパーの弁当にしようかな」と思ってしまうのです。

それからさらに30分ほど経過すると、

A店 500→450円→450円(変化なし)
B店 500→450円→450円(変化なし)
C店 500→450円→400円

と変化します。この場合はC店で買うケースが多いはずです。

しかし、ここで別のパターンが発生するのです。

ほんの少しだけこの時間帯から時間が経過するとスーパーD店の弁当に「30%引」のシールが貼られ、300円ほどになるのです。

でも絶対にシールが貼られるわけではない。そこが悩ましい。

C店で400円を確認し、D店でシールがあるか確認し、シールがあればD店で弁当を購入。なければC店で買います。

が、C店やB店も毎回同じ時間に値下げをするわけではありません。こんな事もあります。

B店 500→450円→450円→350円
C店 500→450円→400円

Dスーパーでの冷めた弁当よりは、手作り弁当のほうがいい。だから350円なら迷わず買います。

でもそれがいつ貼られるのかわかりません。いつまで経っても450円のまま、下手すると500円から何故か値動きしない事もあります。

かといって、値下げする時間より少し遅めに立ち寄ろうとすると、すでに「完売」になっているときもあります。私と同じ事を考えている人も複数いるようで、350円になった途端にどんどん売れてしまうようです。

なので、値下げするタイミングを図って立ち寄り、「下がってない」と店の前を通行人のふりをしながら横目で確認し、Dスーパーでも「シールが無い」と確認してB店へ戻って「まだ下がってない」と横目で通り過ぎながら確認する。

もう絶対弁当屋からは「あのおっさん、毎日何往復してるん?」と覚えられているに違いないです。

完売、あるいは値段が下がらないと言う事が続いて、結果的にDスーパーの弁当を立て続けに食べるときもありますが、ちょっとむなしい気持ちになります(スーパーに罪はありませんが)。

要するに、美味しさや内容より、「値段ありき」で昼食を決めている。徹底的にコストを切り詰めなければならない現実なので仕方がないとはいえ、少し切ないです。


#習慣にしていること

この記事が参加している募集

#習慣にしていること

131,007件

至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。