見出し画像

無差別に自己開示

4月から新社会人になる学生時代の後輩と久しぶりに電話をして、「自分の所属する組織の外で、どのように価値観の合う人と出会うのか」という話をする機会が最近ありました。この機会に「どうやったら一緒にいてワクワクするような人と出会えるのか」を整理して、今後の処世術を考えてみたいと思います。(今回も自分の思考整理が目的となった記事になっていて、恐縮です。。)

誰かと話すときにワクワクする要素

まず人と一緒にいてワクワクするとはどういうことかを考えてみます。僕の場合、付き合いを振り返ってみると、以下の3つになりそうです。
ワクワク要素(1):くだらない話で腹を抱えるほど笑うこと
ワクワク要素(2):世の中のコレコレが課題で、こういうモノがあったら便利で面白いよねといった、イノベーション系のテーマで話し合うこと
ワクワク要素(3):将来成し遂げたいことを共有し合うこと

ワクワクする人と出会うためには、言い換えると、自分がワクワクする(1)-(3)のようなやりとりができる人と出会うためにはどうすればよいのでしょうか。おそらく、①既存の人間関係からワクワクできる人を探す、②ワクワクできそうな人と新たな人間関係を築く、の2種類がありそうです。

ワクワクへのアプローチ①:既存の人間関係から発掘

1点目、既存の人間関係からワクワクできる人を探すためにできることは、自分が(1)-(3)のやりとりをすることが好きであるという自分の価値観を人を選ばずに無差別に示すことかと思います。

会社で一緒に仕事をしている同僚や久しぶりに会った大学時代の友人などに対して、(1)思い切って面白おかしいエピソードを共有してみたり、(2)「最近SNSの影響で何者かになりたい人が増えてると思うんだよね〜」って話を振ってみたり、(3)「将来この分野の課題を解決したいと思ってて、可能であれば起業してみたいんだよね〜」って言ってみたりするのが良さそうです。

普段話している文脈では唐突かもしれないけど、雑談中に会話のキャッチボールが落ち着いた時とか、ここぞという機会があればぶっ込んでみる。そこで相手が食いついてきたら、「この人は自分にとってワクワクする話で盛り上がれるかもしれない!」と目星がつく。後日改めて話をした時に向こうもワクワクしながらこっちもワクワクできる、といった状況になればワクワクできる仲間が一人増えたといえそうです。

一方、相手が微妙な反応を示したら、「この人は自分にとってワクワクする話はあまり好みじゃなさそう」と判断できます。こんな感じで、たくさんバッターボックスに立てば、そのうちホームランが打てるようになるのかもしれないですね。

ちなみに、自分がワクワクする話に対して微妙な反応をした相手に対して、「逆にこの人はどんなことにワクワクするんだろう?」という疑問を持って色々と質問することで、相手の価値観や好みを知れて、ワクワクは共有できないにせよ深く理解して、良好な関係が築けそうですね。

結論、ここぞというタイミングでぶっ込むことは一見リスキーに見えますが、どう転んでもハッピーな結果が得られる気がしています。

ワクワクへのアプローチ②:類友作戦で新規開拓

さて、自分がワクワクするやりとりができる人と出会うためのアプローチ2点目は、ワクワクできそうな人と新たな人間関係を築くでした。これをするためには、類は友を呼ぶ作戦が良いのかもしれません。つまり、既存の人間関係の中でワクワクするやりとりができる人の親しい友達と会ってみることです。

類は友を呼ぶということわざが生まれるくらい、人間関係における原理原則的な位置付けなのであえて深く考えることはこの場ではしませんが、共通の価値観を持つ友人の親しい友人と会う機会があったら、無条件に飛び込んでみるのが良いかもしれません。これを習慣化すると、ワクワクできる人に出会う確率が自ずと上がっていきそうです。(アプローチ①の通り、新規開拓で出会った人にも無差別に自己開示するのが良さそうですね。)

おまけ:ちょっと本のご紹介

脇道にそれますが、僕がnoteを書くきっかけの1つになった本の紹介です。

自分の体験を抽象化して今後似たような場面に遭遇した時に活用できる形に言葉に落とし込んで整理しておくことを「自分のことわざを作る」と表現している本があり、感銘を受けました。外山滋比古さんの「思考の整理学」です。自分の体験からあれこれと思考を巡らせて、じゃあ今後どうすべきか?を一言で言い表す、というのをnoteを通じて整理しています。社会人としてぺーぺーの今のうちから習慣化しておくと、自分の価値観がブレないオトナになれるのかな〜なんて思っています。

....一般化して、なるべく、普遍性の高い形にまとめておくと、同類のものが、後々その形と松翁氏、その形式を強化してくれる。つまり、自分だけの”ことわざ”のようなものをこしらえて、それによって、自己の経験と知見、思考を統率させるのである。そうして生まれる”ことわざ”が相互に関連性をもつとき、その人の思考は体系を作る方向に進む。
外山滋比古「思考の整理学」ちくま文庫出版

(補足ですが、価値観がブレない=自分と異なる価値観を受け入れない、ではありません。あくまで自分が日々意思決定していく上で、自分が生き生きと過ごすために守るべき指針が明確な状態を価値観がブレないと表現しています。自分が生き生きとしている状態はどんな状態か、どうやったら実現できるかについては、継続して考えていきたいテーマです)

最後に

後輩からの電話をきっかけにどんな人といれば自分がワクワクするのか、その状態をつくるためにどんな仕組みを日々運用すれば良いのかが整理できました。僕自身人付き合いが得意という感覚が全くないので、試行錯誤しながら振る舞いを変えているのですが、今回腰を据えてじっくり考えることができたおかげで、今後のヒントになりそうです。

ペーペーサラリーマンの僕の経験から少しでもお役に立てる要素があれば嬉しいです。もし良ければスキやシェアしていただけると、皆さんのお役に立てているかが把握できて、今後の参考になるのでありがたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?