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BBHFと月

Bird Bear Hare and Fish
1stAL『Moon Boots』入荷日に手にしてきました。
僕の人生において多大なる影響を与えたアーティストだ。
アルバムをリピートしながら1曲1曲を聴いてみようと思ってる。この曲はこんな構成だとか難しい話じゃなくて素直に聴いて思ったことを書くだけのただの自己満コラムシリーズ。
よかったら読んでください。

"この人たちはやっぱりおかしい"

うん、いい意味で。新しい出発、新しいバンドなのでGalileo Galilei時代と比べることは出来るだけ避けたいんだけど1つだけ言いたいのは、所謂「捨て曲」と言われるものが一切無いこと。
真っ直ぐで堅実だということそれはGG終了時のコメントでも、もやもやすることなく伝わっていたから分かっているんだけど。音楽に対して本気、仕事に対して本気な人達だということが作品を通すと耳から脳、そして心に伝わって裏切らないなと納得する。
だから僕は一生ついていくだろう。

"恵比寿リキッドルームでの情景"

アルバムの1曲目「ウクライナ」これは記念すべきBBHF初ライブで演奏された時に1曲目だった。タイトルなんて当時では「ページ/次の火」しかなかったんだけど一番好きだなと思ったのはこの曲だった。
何が何でも行ってやろうと飛行機に乗りすぐに東京へ。これから何が起こるんだろうという気持ちと胸が苦しくなるほどの緊張感を一瞬で解き開放させてくれた。
今でも印象強い歌詞はサビだった。

裏口のドアを叩く女/正面切って駆け寄る少女

この言葉に怖さを覚えたんだけどやはり爽やかさを感じさせず何か違和感を持たせてくるのが流石だよなーって。そしたらラスサビ前で

君の好きな曲はやらない/彼らはやらないよ

わ、そうですか…。じゃあ今日は僕の知らない事を教えてくれるんだねって楽しもうと決めお酒と共に観ることができた。
だからこそこの曲には強い思い出がずっとあって今でも大好きな曲だ。
(ちなみにJOIN ALIVE 2018でも1曲目がこの曲でウルっとしていた)
でもこのアルバムを手にした僕は今無敵になった。好きな場所好きな場面で好きな曲を流す自由ができた。
ただこの時間にいれて嬉しい。

月にさえ届く銀色の靴

Moon Bootsとはいい言葉だね。
このアルバムを最初から最後まで聴いていると本当に月に行くのかなって思わさせられる。
不可能を可能にさせる在り方をSF風に楽しませてくれてるかのよう。
M1.ウクライナ/M2.ライカで確実に気持ちの上がり方としては最高潮に達する。本当にロケットに乗って宇宙へと飛び立つ瞬間のよう。そこから地球を眺め月へと降り立つ瞬間までは本当にゆったりとした時間をくれる。特にM5.Hearts/M6.夏の光はその瞬間のよう。
僕は僅か48分58秒のこの作品に時間旅行をさせてくれたんだと心を落ち着かせてゆっくりしている。
のんびりしている。
尾崎さんの作る曲でこんな気持ちになっているのは本当に初めてだから本当に初めましてなんだなって思ってる。たまにYouTubeのコメント欄とかで『ガリレオ時代は〜』とか『洋楽みたい〜』とか比べているのかそれは分からないけど気の抜けたものを目にして思う。
『いや、黙って聴こうよ』

ということでアナログ盤もちゃっかり予約しているのでまだ楽しみはあるし今月はLIVEもあるもんねー
しかも地元札幌からスタートなんだねー
自然と体は揺れ胸が熱くなっているんだろうなあ。
明日はいよいよ発売日。すごい天気だけどまたこの悪天候も似合っているなあと。しかし命の危険も感じる程なので気をつけながら過ごします。

2018.9.5 BBHFと月へ

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