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「おっさんずラブ」について 6話 後編

ツイッターで私はラストを呟いたが、
私的にはやはり牧と春田は別れ、牧は海外支社へ転勤、
春田も一応身の回り(程度)は出来るようになり、4年後位の春、桜舞い散る季節に、偶然二人は再会、
春田「…おう」 牧「…うす」 春田「…あのさ、牧、から揚げ作ってくんない?」 牧「え?おなかすいてんですか?」 春田「…いや、そういう訳じゃ…(ブツブツ」 牧「(笑いながら)いいですよ」
で、桜舞い散り、ドローン空撮、そこへスキマスイッチかかりEDと、
どちかというと「愛してると言ってくれ」のような、今後元サヤに戻るかもしれない(戻らないかもしれない)ENDだと思っていた。
あの空撮は綺麗だったので、絶対今後も使いまわされるだろうと思ってた。
まさか、あそこで使われるとは…!

モデルルームに来たはるたんは、部長のハートマークでお出迎えされる。
蝶子さんのアドバイスを貰った部長はなんやかんや、蝶子さんに言われたアピールポイントをぐいぐい押してくる。
さすが、この夫あってのこの妻だな、と思った所でもある。蝶子さんも十分おかしい。
そして、部長がりんごをむくシーンは、「あれ?これMOZUでもクラキの病室に来て自分で剥いて自分で食べたよね?」MOZUフラッシュバック。

そして、やはり牧は春田には任せられないと思ったか、買出し。
風邪ひいてあんな首とかパーカー開けてスースーで、寒くないのか。
そこにちずと居合わせ、ちずから春田に告白していいかと聞かれる。
ちずはちずでいい子なのだ。彼氏である牧に筋を通し、自分の気持ちを告げたいだけだから、と言われる。
ただ、これは、元々ノンケでちずに恋をしていた春田の胸中を思うと、
牧的には「いいですよ」と言うしかないではないか。笑いながら。
政宗にも言われた「自分の事より相手の事」なのだから。残酷な話だ。
この辺りから、あー、この状況がたたみかけて襲ってくるんだろうな、と予感された。

そして、モデルルーム後、「ア・イ・シ・テ・ル」のサインを送る部長。
んー、私は分かる年代だが、はるたんはギリ分からないんじゃないか?
ドリカムのファンで無い限り。ちょいちょいこの辺りでも世代間の違いが浮き彫りになる。

マロシーンは、先週でマロ株うなぎのぼりな私は、マロ恋を応援していた。
いつも自分の中の妄想のオチに使ってすみません、その位マロはかっこよかった。

そして、いつも通り家事をしてあった牧を心配して、牧部屋(初だが、この部屋は元々何部屋だったんだろう)に行く春田。
はるたんものまねをくりだしつつ、チワワ本を読んでいる牧という細かい設定に笑った。
そして、いままであまり見せなかった無防備な体で台所に来る牧は、やはりお付き合いしてるんだなあこの二人、と思わせる。
が、冷蔵庫には、「政宗は心配性」が持ってきた物でパンパンなのだ!
そこをつっこまれ、通称「お口チャック」をしてくる牧に私は少し気を失った。あまりその辺り記憶が無く、いま見直しながら書いている。
ていうか、この二人名目上「付き合ってる」となっても、進展はなかったのね、手くらいつないであげて(震え声あんど涙)
そして、二人の相違点、牧「付き合ったら家族に紹介(父抜きで)」
春田「たぶんいままでそんなシチュエーション無い」も浮き彫りになる。

牧実家にいった春田は父の逆鱗に触れ、母や妹は慣れた風で出迎えてくれる。
牧兄妹は母親似なんだね!そして、父親に紹介するほどの人は春田が初だったのだ(どれくらい連れて来たのかちょっと気になる木だが、そして政宗は実家に連れて行ってないと思う)
そして牧母妹ともやはり(いや、父親もだな)、ちょっとずれてるおかしな面々だったし、妹はもろロリ巨乳で、女の私も釘付けだった。

そんな楽しい時間もつかの間、帰り際ちずから呼ばれる春田。
もう全てを悟っている牧の顔を見ると、本当に切なかった。
そして、春田家に戻ると、春田母と出くわし(牧は玄関にあった虫取り網、母は包装紙?で応戦、二人とも本当の暴漢相手だったら絶対に勝てない)、
当然単なるルームシェアしてる相手だと思っている春田母は色々と牧を追い込んでいく。
もう、私はこうなることは承知していたが、泣いていた。
牧の作り笑顔からの考え事をしている顔、何回見ただろう、もう泣いていた。

春田は一大決心してお洒落したちずから、告白される。
あまりにも近すぎて、言うのも決心が要ったろう、元の関係に戻れなくなる可能性だってあるのだから。
春田だって想っていたのだ、昔から。その告白に少し嬉しそうな表情を滲ませる。
そして気丈に振る舞い、でも泣いてしまったちずを抱きしめる春田。
それを偶然見かける牧。
これ、よく見たことある、こんな偶然に見かけるなんて100万分の一も無いけど、ある。
そして、もうこの後どうなるか予想して、もう私はまた泣いていた。

そして、とうとう別れのシーン、このシーンは本当に台詞の行間の演技がすばらしくて、さらに涙があふれてきた。
誰が悪いんでもないんだ、春田が悪いんでもないんだ、でも自分が身を引けば、
ちずと付き合い、将来結婚し、孫の顔だって春田母に見せてあげられる、
そんな将来が待っているかもしれない。
自分では、男の自分では駄目なのだ。
春田だって、きちんと牧の事を想っている、それは分かっている、でも一過性のものかもしれない、この後男である自分と付き合ったことを後悔する時が来るかもしれない。
きっと牧はそう思ったであろう。
しぼり出すような「…忘れてください」「春田さんの事なんか好きじゃない!」という言葉、
本当に牧は春田の事が好きなのだ。だから、こそのこの言葉なのだ。
春田にも伝わっていたはずだ、だからこそもう牧を止められない事を。

そっから、私の記憶飛んじゃってるんだけど、あれは夢かな?
本当に一年後なのかな?
リビングもちょっと乙女色になっていたけど、あれは夢かな??

※余談だが、勝手に私が妄想していた春田の「言ってくんなきゃわかんねーよ!」って台詞が出て、あながち自分の春田像おかしな方向にいってないんだな、と安堵した。



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