おっさんずラブ 雑感2

昨日(30日)は、ドラマ「おっさんずラブ」のクランクアップという事で様々な記事が流れてきた。
本当に、終わってしまうんだ…、とも思ったが、
物事は何事も始まれば終わりがあるのだという事を痛いほど分かってる私は、そんなに感傷的にもならなかった。

まだ最終回見てないし!!

ここで感傷的になるのは時期尚早である。
きちんと最終回を見届けてから、ロスになりたいと思う。
(このあたりで私のうつとなった原因「完ぺき主義」が出ているが、それは仕方ない)

そして、こちらで素敵な牧春記事を書いている横川さん文の、
プロデューサーに質問した記事も流れてきたのだが、
(余談だが、私がnoteに書き始めたのも横川さんの記事のあまりのすばらしさに真似して即効ここに書き込んだのだ)
私はそれを見て一瞬気を失いかけた。

あまりにもおいしいシチュエーションと台詞は役者さんのアドリブであった、というのだ。

誰も台本どおりにはやっていない、とは確か2話の副音声で、田中さんが言っていたような気がしたが、それはギャグ方面のほうが主なのだろうと思っていた。
たしかに、副音声が付いていた2話の春田をめぐる取っ組み合いなんて、アドリブの応酬であった。
まさか、まさか、ワタクシ達が見たいものを、
春田と牧のココが見たい!!!と全視聴者が妄想垂れ流しにしていたものを役者さん自ら演じるなんて…。

私は、ツイッターに別アカもつくらず、牧春妄想を垂れ流していたのだが(本当にすみません)、自分の妄想の一部がオンエアで実際役者さんに言われたりして、密かに感動していた。
私はハッシュタグつきで呟いていないので、私のが参考にされた訳は当然なく、たんに脚本家さんの描く春田と牧の人物像にそうかけ離れてはいなかった事に安堵した。
そして、私の中の牧春像ははるたんが鈍感あんど鈍感で、牧がドS(たまにデレるがごくたまに)という像であった。
なので、当然イチャイチャする場面などでてこない。

それを、演者自ら超えてきたのだ!!
もう彼らの中に「春田」と「牧」は育っていて、彼ならどうするだろう、と思った結果のアドリブになったのだろう。
それは、全視聴者が見たい春田と牧の掛け合いだ。
まさか、「おもちになっちゃった」の後の一口食べて「うぇっ」もアドリブだったとは…!!(私の考えてる牧像だと、脚本通りの方である)
林くん本人が「春田さんの作ったものなら食べると思う」と考えたなんて…。

このドラマで役者さんすごいすごい、と阿呆のように言ってきたが、また言わせて貰う。

役者さんって、ほんとうにすごい。ありがとうございます!!

クランクアップの写真から伝わってくるのは、座長である田中さんの人の良さと吸引力、そしてそこに安心して混ざることの出来るチームワークの良さであった。
確かクランクイン前に田中さんから林君に「このドラマは牧にかかっている」と言われた、と林君が言っていた様に記憶している。
ほんとうにその通りだ。牧が違う役者さんで、違う解釈で演じていたなら、
我々はここまで夢中にならなかったかもしれない。
田中さんのこのドラマにかける真摯な考えに胸打たれた。
そして、メロンソーダを用意するスタッフも、春田やりそう!!すぎて本当に愛を感じる。メロンソーダて…。

2話の副音声中、田中さんはずっと「二人に愛される春田というのはどういうものか考えながら演じている」と言っていたが、
もう、二人どころか視聴者も含め「皆から愛される春田」以外の何者でもないし、田中さんがいてこそのこのドラマだったと心から思う。
演者とスタッフが真摯に向き合って良いドラマが出来ないわけはない。
それを証明してくれた「おっさんずラブ」だと思う。
最終回は、どんな結末であれ、きっとそこに「愛」を感じることになるんだろうと思う。


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