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「おっさんずラブ」について 6話 前編

ちょっと、何言ってるかわかんないんだけど。
6話を観終わって総サンドウィッチマンになったであろう、この回。
我々は悪い夢でも見てるのであろうか。
それとも、我々は武蔵の夢の中を見ているのだろうか。

冒頭、先走りはるたんカミングアウトでおかしな空気に包まれる営業所。
部長は「何ていったか聞こえなかったから!」そこにさすがのまいまい「付き合ってるんですって、春田君と、牧君」
部長「へぇ~、そお…、ブラーボーーー!!」拍手、そして皆拍手(政宗もしぶしぶ拍手)
…なんだこれ、なんか舞台でも観に行ったのか我々は。
さすが舞台出身の吉田さん、この辺りは独壇場である。

ただ、この辺りとてもデリケートな問題。
おそらくいままでずっとクローズドゲイでやってきたんであろう牧は「俺、ちょっと意味が分からないです」と言って出て行ってしまい、
皆に公開告白失敗だと思われる。自身もゲイである政宗はこうなるに決まっているだろう!と思っていたに違いない。
(おくびにもそっち側の人間だという所を出さないのはさすが出来る男だと思った)
そして、各々の横恋慕中の相手に「相手が牧」「相手が春田」と知らしめたため、結果的にグイグイ来させるようになってしまう。
はるたん、隠さない=晒しちゃう、では無いと思うよ!

牧はその後風邪で倒れてしまったのだが、実はこれ私が妄想ツイートで垂れ流したエピソードのひとつで(何書いたか書きすぎて詳しいことは忘れたが)、
公式さん公式で作ってくれてありがとう…、と心の中でお礼を言ったし、
はるたんおかゆ作れるとは思わなかった。おもちになってたけど(なんでや!)
この辺りのやりとりは私が妄想していたより、さらに付き合ってる感満載の二人で、
牧の顔ムギュってやるから冷えピタ剥がれかかってるし、「病人だぞ!!」とちょいちょいですます調じゃない牧がいい。
そして吹きこぼすわ、あちって言ってる声は聞こえてくるわ、牧もうかうか寝てられなかったに違いない(これ、「きのう何食べた?」でもあったなあ)
そして、あの台所あとで綺麗にするの大変だろうなあ…、と思いつつ見ていた。

年齢の出るような長文LINE(メールと言っていたが)を送りつけ、返信を正座して待ち、なんの返答も無いことに落ち込む部長に、
みかねた元妻蝶子さんが相談に乗ってくる。
やはり未練があるのだろう、別れたとは言え情もあるし、放っておけないのだ。何故か二人で作戦会議を立てることに。

その後モデルルームに誘う(?)部長に(牧と言う時、一瞬嫌そうな顔になるのがさすが芸が細かい)、
屋上でははるたんとマロの恋バナ。
マロ、はるたんを友達とおもってたんだ、先輩ちゃうんだ…、と思いつつ、
マロには俺至上最高の蝶子ブームがきているらしい(訳:蝶子さんが好きだ)
さすが、どこまでもマロはマロだ、この言い回しに私は感動を覚えていた。

一方、寝ている牧の所には、武川主任が、牧が好きな物を携えてやってくる。
あれ、だいぶ重かったろうなあ…、という程持ってきたのだ、愛というか未練の深さを伺わせるではないか。
そしてまいまいが言っていた「おでこで熱を測る」を早速実践する政宗、さすが仕事が出来る男はやる事も早い。
それまで武川さんと言ってた牧が「まさむね!!」と言ったので、付き合ってる時もちょいちょい政宗呼びになっていたのか、過去を伺わせた。
そして、何故否定したか問う武川主任に、
「このまま付き合って春田さんは幸せなのかと思って…」と本音を言う牧。
「自分の幸せより、相手の幸せか」と切なげに言う武川主任。
この辺はやっぱり昔付き合ってた関係性だから言えることだろう。

そうなのだ、今回はそれこそが牧であり、それこそが今回の恋の一番のネックなのだ。
切なそうな顔の武川主任を見て、また私は、
もう、武牧でいいんじゃないか、と思い始めていた(いつも、それ)
というか、ここまで相手を思いやる、相手のことだけを考える恋愛は多分牧至上初なんだろうなあ…、
と切なく帰っていく武川主任を見ながら思った。


長くなったので後編に行きます。正直この回あんまり飛びすぎて涙乾いちゃったんだよねぇ…。
昔あった「もう誰も愛さない」という元祖ジェットコースタードラマよりジェットコースターであった。

※ホワイトボードの売上がきちんと加算されていて、やはりはるたんはどんじりであった。牧にも当然負けている。

※一回剥がれた冷えピタはなんかもう粘着力弱くなる、
春田、そういうとこだぞ!

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小
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