「おっさんずラブ」について 4話 後編
わんだほうでの閉店パーティで、ちずに彼女のフリをお願いするはるたん。
その彼女のフリメモが「toらぶる」的で、はるたんがいつもどんな漫画を読んでいるか分かるような気がする。
まあたしかに「ハーレムドラマ(男だけ)」ではあるが。
その彼女のフリを様々な顔で見る面々。これ、普通に誰も得しないと思う。
牧も可哀想であったが、部長もまた非常に胸が痛くなるような顔をしている。
傷つけてる、傷つけてるよ!はるたん!
そして、とうとうはるたん(と我々)は見てしまう、
武川主任が牧の手に指をねちっこく絡ませているのを!!
小指で手をさすっているのを!!
ただ、牧ちょっと手を上に上げてるっぽいんだよね、振り払おうとしたけど無理だったのか分からないが。
でも、あんな真面目な顔で戦略会議して、下であんなねちっこい触り方してるなんて…(ねちっこいを何回言えばいいんだ)
政宗はねちっこい、そう思った。
そして、嫉妬深い。そして、潔癖。無理。
もう、この辺りで私は完全に、胃のむかつきを感じていた。
トーストが…朝食べたトーストが…、なんかもう逆流しそう。
その後ちずが家に来ても、女子力というより、おかんが息子の友達迎え入れる様に世話をする牧。
牧の心中を思うと複雑だが、
はるたんの「俺にもちょうだい」牧「あげないよ」で
そこは自分の中で相殺される。
が、牧風呂上りシーン辺りからは、春ちずがいい感じになってるし、
なんかもうほんと…、私も気持ちのやり場が無いほどだった。
その後、詐欺問題を牧春(というかほとんど牧が)解決してから、はるたんとちずが電話してるシーンも、
はるたんが牧に以前言った台詞「俺とお前の仲だろう」というのを聞いて、私まで胸が締め付けられる思いだった。
というか林君の演技が秀逸すぎた。
はるたんは本当に馬鹿だ。
いや、春ちず普通にお似合いだよ、二人その気があるのにあまりにも近すぎてチャンスが無かっただけで。普通にいいと思うよ。
牧がはるたんを好きでなければ。
私はどうかと思うほど、牧の心情になっているのだ。
そして、とうとう部長にもきちんと態度を示すはるたん。
脚本家さんいわく「高速パタパタ」で回避しようとする黒澤部長だが、
ねるとんにはねるとんで返すが如く「ごめんなさい!!」とはるたん
(はるたんはねるとん知らないだろうけど)
「聞いちゃった…、待ってって言ってたじゃん…グス」の乙女部長に笑うよりも、もう私は泣けてきた。
陰で見守ってた蝶子さんのように。
そしてはるたんの
「こんな僕を好きになってくれて、ありがとうございました」
という精一杯の感謝と、そして無責任な優しさはない誠実なさよならの言葉。
これには、さすがに部長も失恋を悟り、いつもの部長に戻り、帰りしなは泣いていた。あれは…泣ける。
(2度目見て気づいたんだけど、ちょいちょいイルミネーションがやぶれたハートになってたり、涙になってたのね。演技に夢中で気づかなかった)
そして、武川主任と牧、普通に会社の廊下で恋愛話してるけど、それまいまいあたりに見つかったら大変じゃないか。
さすがの私もこの辺りで、武川主任が勝手に牧に片思いって訳じゃないよね…あれ…、と思い始める。
またせりあがってくるトースト…、もういい、腸に行って、そう思っていた。
ラスト、黒澤部長が泣きながらカツを食べるシーンは「カルテット」を髣髴させ(あれはカツ丼だったが)、
ああそういえばあれも巻(まき)さんだったな、とか思ってるうちに、
なんだか「武川さんのとこ行きます、元カレなんですよ」とか牧が言ってるから、
私は正直自分のトーストが胃から腸に無事いってくれることだけを願っていた。
気もそぞろと心底疲れた。
なので、バックハグおいしい~、とか余裕はまったくこれっぽっちもなかった。いや、少しはある(訂正)
※武川主任が元カレというのは、好意を寄せている武川主任を元カレとする事で、はるたんから嫉妬されたいというヤケクソの牧が放った言葉かと当初思ったが、
牧の性格を考えるにそんな事で人の名前を使わないだろう。
普通に元カレだったんだな、とだいぶあとで飲み込んだ。
※13日のツイートは私も情緒不安定で、最後ヒステリー気味だったが、うまく抽出できなかった。
詰め込みすぎだ!と怒っていたように思う。
※あと、ツイッターには書いたが、私がパート時代、廊下で男性社員(誰かは逆行で見えなかった)が「久しぶりー」ってハグしてる所に、
私が通りかかってしまい、パッと離れた、というエピソードがあった。
ごめんなさい…、と思った。なんだか。
療養中の為、療養費に充てたいと思います。サポート感謝いたします。