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人生の岐路を迎えた20代後半の貴女に伝えたい事 ~人生の選択で迷った時~

1 はじめに



「あなたはもう来年の手帳を
   買いましたか?」
「その手帳にはどんな事が
  書き込まれていますか?」
手帳はなくてもスマホなどで
「来年のスケジュールは
  埋まっていますか?」

学校を卒業し社会人となり
数年経った20代後半の
貴女はこれからの自分の未来を
どう描いているのでしょう?

「今の仕事に満足していますか?」
「子どもの頃、学生だった頃、
描いていた自分のみらいと
今の姿は重なっていますか?」
「自分の得意な事や才能が十分発揮出来て
生き生きした毎日を過ごせていますか?」

もし、そのどれもに「YES!」「はい!」と胸を張って答えれられるなら、
これほど素晴らしい事はありません。
でも、とても厳しい現実の中で
生きている人もいるかもしれません。
もし、今、来年からの時間の過ごし方、
もっと言えば生き方で悩んでいるのなら、
どうぞ少し時間をとって
ご自分と向き合い、
自分と少しでも対話をする時間を
とってもらえたら、後になって
「私の人生こんなはずじゃなかった」と
後悔する事がなくなるかもしれません。
アラカン(60歳の還暦直前)で
人生の少し先を行く私からの
メッセージに少しだけお付き合い下さい。

2 これまでの貴女は?


もし幼かった頃、学生だった頃、
自分が想像していたみらいとは
全く違う今を生きているならば、
自分の心の声に耳を澄ましてみませんか?
「小学生だった頃、どんな人生を生きたいと思っていた?」
「中学生だった頃、どんな人の生き方に憧れていた?」
「高校生だった頃、どんな生き方が出来ればいいなと思っていた?」
「20代前半、自分はどんな生き方をしてきた?」

20代後半という多くの女性が
人生のターニングポイントを迎える時
「これからどうしよう?」
と考えこんでしまうと、
どうしても思考は未来に向きがちです。

そんな時程、これまでの貴女自身の
生きて来た軌跡をたどってみてはどうでしょう?
自分しか知り得ない人生の物語や
エピソードがいろいろな場所に
ちりばめられているはずです。
それらは貴女自身のこれからの
人生に活用できる大切な経験〈資産〉
とも言えます。

どうぞ少し時間をとって、
これまでの事を振り帰り、
もし、もっと時間がとれるなら
自分を育ててくれた保護者の方々や
周囲の方々との関わりや
貴女の成長を支えてくれた
周囲の環境などについても
思いを巡らせてみて下さいね。

意外なところで、
これからの生き方のヒントが
見つかるかもしれません。

3 いまの貴女は?


学生時代までのあなたを
取り巻く環境は、多分とても狭くて小さな
世界だったのではないかと思います。
(もちろん、どんな活動をしていたかで
その世界の大きさは変わると思いますが…。)

そして社会人になり、今、
「あなたは子どもの頃とは
全く違う広い世界で
生きているのでしょうか?」
「まわりの人たちに
アレコレ言われる事で
生き方を迷ってはいませんか?」
「私の生き方はこのままで
いいのだろうかと
悩んではいませんか?」

20代後半は、社会人としても
経験を積み一区切りついた時期。
周りの同性の友人や知り合いは
結婚や出産で多忙になり、
バリバリ働いている友人や
知り合いは仕事で超多忙になり、
休日に一緒に出掛けたり
悩み事を相談したり出来る相手が
少なくなってくる時期なのかもしれません。

将来的に結婚や出産を考えいる人も
シングルライフをずっと楽しみたい人も、
これからのキャリアの事を考え、
資格を取ったり、
スキルを身に付けるために
時間を割いている人もいるかもしれません。

普段は頑張り屋さんで、
よそ見をせずに
目標に向かって邁進する貴女でも、
この師走の慌ただしくも
来年へ向けて何となく
活気があふれる空気を感じ
「私、このままで本当にいいのかな?」
「もっと違う生き方があるんじゃないかな?」
そんな事を考えてしまうかもしれません。

キャリアや生き方に迷ったり
悩んだりしたら
何からどう考えたらいいのでしょう?
一体、誰に相談したら
一番すっきりするのでしょう?

頭の中のモヤモヤを整理して
すっきりさせたり
心の中の重苦しいしこり
取り除いたりするためするに
プロに相談するというのも
ありかもしれません。

ただ自分の事は
自分が一番良く分かっていて、
誰に相談したとしても、
結局最後に決断して、
その結果を受け入れるのも
自分なわけです。

だとしたら、誰かに相談する前に
自分と対話する事が
一番大切なのかもしれません。
それがどれだけしんどくて面倒な事でも。

「あなたは今どんな生き方をしていますか?」
「その生き方は本当に自分の意思で選んだ生き方ですか?」
「誰かに、言われた人生を歩んではいませんか?」
「誰かの期待に沿うための”違う自分の人生”を生きてはいませんか?」

貴女を取り巻く状況は?

自分と対話をしてみたら、今の自分のまわりにあるモノやコト、そして人や組織などを整理してみるといいかもしれません。
何かに書き出してみると
より広い視野で全体を
俯瞰してみる事が出来るので
とても効果的です。

貴女自身をつくりあげているものは?

自分のまわりの状況が整理出来たら、
今度は自分の内側を丁寧に
見つめ直していく時間も
とれるといいかもしれません。
「自分が好きなこと」
「これをしている時は心穏やかになれること」「得意なこと」「苦手なこと」、
人やものでもいいので、
今の自分をつくっている
要素というか中身を
取り出して見つめる作業をしてみると
自分を客観的に捉える事が
しやすくなります。
いわば、自分自身の解剖です。
これも頭で考えるだけでなく何かに
書き出してみるといいと思います。
自分の中に眠っていた
意外な特技や長所などに気づき、
何かの突破口になるかもしれません。

4 どんなエンディング?


実は今年の春に離れた場所で
1人暮らしをしていた母が急逝し、
葬儀などが一段落した後、
抜け殻のようになっていた
時期がありました。
その時にすがる思いで参加したのが
「生き方連絡ノート」をテーマにした
セミナーでした。
※画像はその時のノートです。

そのセミナーですごく印象に残ったのは、
自分のエンディングを
どう捉えるかというイメージでした。
「人生の最期」はいつか必ず来ると
頭で分かっていても
普段から意識する事はほとんどありません。

でもね、だからこそ、
人生に迷った時に
「どんなエンディングを迎えたいのか」
をイメージする事は
とても大切な事だと感じます。
「そのエンディングに向かって
自分はどんな人生の歩んでいきたいのか?」
「人生の終末で
どんな自分になっていたいのか?」
「その時、どんな場所で誰と
どんな人や人達と一緒にいたいのか?」
「何者として人生を全うしたいのか?」

20代後半に貴女にとって
「人生100年時代」の自分のエンディングをイメージするのは、
笑ってしまえる程、
気の長い遠い未来の話なのかもしれません。
さらにですよ。
そんな先の時代がどうなっているかなんて、
今でさえこれだけ激変しているのに
「想像できないわ!」
って思うかもしれません。

だとしたら、そんなみらいに向かう
20代後半の今なんて長い人生の中で、
本当に始まったばかりの位置だと
言えませんか?

女性が社会で働く事自体が
難しかった頃に比べると、
今の人は人生の選択肢が
驚く程たくさんあるように思います。
ね、少し気が楽になりません?

人生は20代後半の貴女にとって、
これからもいい意味で
まだまだ続いて行きます。
時間は十分にある。
貴女がやりたい事も
貴女の夢をかなえる事も、
どんな事だって、
この先出来る可能性は広がっています。

5 さいごに


ここまでお読みいただき
ありがとうございました。
私の娘も20代後半、いろいろな悩みや
葛藤を抱えながら日々生きているというか、戦っている様子を離れた所から
見守るだけです。

自分の娘に直接伝えると
どうしても押し付けがましくなってしまって伝える事が出来ません。
ただ娘以外の同年代の女性から
似たような悩みを伺う機会があり、
自分の20代後半の頃の事も思い出し
何か出来ればと
「伝えたい事」をまとめてみました。

この問いの一部は
下記の「進化思考」を参考にしたものです。自分ひとりで考えても
同じ事がぐるぐる頭の中でまわっているだけで収集が付かないという方は、
どうぞ一度本を手に取ってみて下さい。
ワークも載っています。おすすめです。

お読みいただいた方にとって、
この内容が少しでも
お役に立てれば幸いです。
来年が貴女にとって
素晴らしい年となりますように。
〈終わり〉