4月

お久しぶりです。

1ヶ月ぶりの近況報告です。皆さまお元気にしておられるでしょうか。

本日は4月30日。この文章は4月26日に始まった司法試験模試の帰りに喫茶店で書いています。トップ画は受験票を印刷し忘れたために即席で作ったやつです。

このあとロシア料理を食べて帰ります。一杯だけウォッカを飲もうかな……

ご報告したいことは論文を書く力がついた（気がする）こと、その代わりに短答の力がめちゃくちゃ落ちていたことでしょうか。ようやく試験問題について一定の手応えを感じられるようになってきたのに、ここへ来て昨年合格した短答の知識がすっかり抜けていることを思い知らされ半泣きになっています……

論文対策やりながらの短答対策、正直やりたくなさすぎますが頑張ります！！！！！

書き溜めていたこと

この1ヶ月、初めのうちは反射的に「つぶやきたい！」と思いついたことを色々下書きに書き溜めていたのですが、意識してTwitterを見ないようにしたらほぼなくなりました。脱SNSですね。

というわけで本当はあと音楽の話だけして解散するつもりだったのですが、「作業や仕事の効率の上げ方」みたいな動画を見ていたときYouTubeのおすすめに躍り出てきた「彼」の話だけしたいです。

なぜかNujabesのAruarian Danceのビートにのせて「エモいこと言ってる日本人」という文脈（？）でプチバズを起こしているのを見てしまったので、そのお話を共有させていただきます。

昔から、ある文化圏で生まれた作品や物事が違う文化圏で別の受け取り方をされて愛される、みたいな話にどうしても惹かれてしまうのですが、松岡修造とNujabesが特になんの改変も注釈も経ずに結合させられているのは、単に「変」という次元を超えた面白い出来事だと思うのです。

まぁNujabesの引力に引きずられて、日本人を「なんかクールなことするヘンテコな人ら」くらいの解像度で消費しているだけなのかもしれません。ただ、ご存知のようにアメリカ文化圏では「自己肯定」をものすごく大事にする風潮があり、その文脈で正面から喜ばれているという可能性も十分あると思います。

もちろん海外の方が正しく評価していると言いたいわけでもないし、逆に海外の捉え方を「誤解している」と一刀両断にして良いとも思いません。個人的に一番面白いと思うのは、日本の内外で捉え方がかなり違うのに「ものすごく愛される」というところは共通している点です。

とはいえシャイア・ラブーフの“DO IT!!!!!!”の前例もあるので、インターネットはただただ本質的に、カメラの前で「おう気張れや！！！！！」って叫んでる中年男性の動画が大好きなのかもしれませんね……（やだな……）

音楽

以下は今月よかった音楽です。

Sewn the Name / Old Saw
フォーク系の生楽器だけ（多分）でやってるドローン。弦楽器等の持続音がもたらす不穏さと、撥弦楽器の爪弾く音色の組み合わせがとても良い。

The Hauntings / The Hauntings
ノイズ系のアンビエント。UK発ってこととジャケの感じから、ちょっとだけBurialっぽい。ときどき使われるサンプルに夜の怪しさ、都市生活の狂気、みたいなのが詰まってる。

Dagan Dub EP / Malin Genie
ジャケのオドロオドロしさで引いてしまうけどめっちゃカッコ良いダブテクノ。リズムの組み方、音のつくり方といい、職人技。

もはや人間ではない / 𝐺𝑂𝑅𝐸
barber beatsというのは、Vaporwaveとlo-ifヒップホップを足して2で割ったようなジャンルらしい。確かに一聴してチルいけど、地に足つかない不安感みたいなのがぼんやり全体を覆ってて、そこがウケてるのかもしれない。

以下は旧譜（2022年以前発表のもの）

The Mosaics / Moderator
めっちゃくちゃかっこいい。ギリシャ発の民族音楽風ヒップホップ〜トリップホップ。適度にストリートっぽい猥雑な質感も残しつつ、特にバルカン半島周辺のフレイバーが濃くて楽しい。最高。

The Mill Pond / John Fahey
Sewn the Nameを聴いてて「そういやJohn Faheyってこんなだったっけ？」と探してる時に見つけた古い作品。実際に見たことはないのだけど、でかい水車と汚い沼に飲み込まれるようなイメージ。こわすぎる。

UNLOCKED / Denzel Curry
分かりきってたことだけど、Denzel CurryとKenny Beatsの相性が良すぎる。見たまんまって意味では意外性はあんまりないけど、よかった。


では、引き続き頑張ってまいります。

でもその前に一杯だけ！3ヶ月ぶりの飲酒！