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Steal with Pride(共感と気づきのキーワード)

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ことわざ、格言・名言などは、ありがたい先人の知恵。時間や場所を超えた真理であり、学びの宝庫です。 二番煎じの猿真似や受け売りで終わらず、プライドを持って自分のものに昇華させます… もっと読む
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記事一覧

Steal with Pride | T-3C-D(意思決定の種類)

チームとは、相互に強く依存しながら、プロジェクトを遂行するための集団です。そうでない場合は、単なるワークグループです。 では、目的を達成させるために、なんらかの意思決定が必要な場合は、誰が何をどのように決めるのか。 その意思決定のプロセスを、あらかじめチームで議論して明確にしておくと、心理的安全性が確保しやすくなり、チームとしてのパフォーマンスが向上します。 もし、意思決定のプロセスが明確出ない場合は、以下の 5 種類で整理してみてはいかがでしょうか? Tell(伝達

Steal with Pride | PBC / 5-step closing(効果的なミーティング)

限りのある時間。できることなら、より有意義に過ごしたいですよね。でも、日々、多種多様な業務で忙殺されると、本来優先すべきことや他よりも重要なことにも悪影響がでることも。 時間がなければ、時間を作るしかない。そんな時は、もしくは、そういう事態を避けるには・・・ミーティングの棚卸しをしてみるのも有効です。 Culture Add でお馴染みのアダムグラント教授は、ミーティングの目的は 4 つにまとめられるとおっしゃってます。ミーティングの目的を明確にして、適切な人だけを召集す

Steal with Pride | Sharing is Caring(共有することは、相手への思いやり)

自分の意見、ナレッジ、フィードバックなどは積極的に共有しましょう。 なぜなら、たとえ自分が当たり前だと思っていることでも、相手にとっては「気づき」や「共感」を与えるかもしれません。 ただ、心理的安全性が確立されていない状態では、なかなか声を上げることに二の足を踏んでしまうこともありますよね。 そんな時は、相手への理解や敬意を示すと、相手も胸襟を開いて受け入れ態勢を取りやすくなります。 受け入れ姿勢を示す:「でも・・・」ではなく、「・・・ですよね。例えば、別の見方をする

Steal with Pride | 15・45・90 の法則(集中力の限界を知る)

人の体内には 15 分・45 分・90 分というリズムが備わっていると言われています。 時間がないからといって・・・アジェンダやコンテンツを詰め込んではいけません。 結果的に、内容が薄くなったり、オーディエンスの理解がついていけずに消化不良になる危険性が高まります。 目安としては・・・ 15 分ごとにエンゲージメントを入れましょう! プレゼンのテーマや話しているトピックについて質問形式で問いかける(自問自答の小芝居も可) 話しているトピックが変わる前に、途中でも一

Steal with Pride | 見せるプレゼンは人を寝かす!魅せるストーリーが人を動かす!(自慢話はNG)

これが該当するなら要注意!(でも、伸び代の塊!) 見慣れたスライドだから、スピーカーノートを書き出さなくても、なんとでもその場で説明できる! 自分が伝えたいことは明確だから、事前の練習なんて不要だな! とりあえず、言いたいことが言えればいいや! 説明・伝える・言いたい・・・としている時点で、主役が「話し手」となってしまいがちです。 プレゼンにおいては、なによりもまず、「聞き手」よりも「聴き手」になるように心がけます。 「話し手」が主役の一方通行で独りよがりの「見て

Steal with Pride | Fake it till you make it! & Enjoy the silence!

Steal with Pride | Fake it till you make it!(成り切る!)プレゼンスキルの向上を目指すなら、自分の癖を・・・まずは認知、そして修正してください。長年、無意識に染み付いた癖は、一朝一夕では、修正できません。 だからこそ開き直って・・・Fake it till you make it!(できるようになるまでは、できるフリ)をします。 やるべきこと。力強い、姿勢・発声・目線です。これらは、言われてみれば当然なことですが、しっかり意識

Steal with Pride | マジカルナンバー 4±1 (マジックナンバー 3)

人間の記憶の種類は、3 つあると言われています。 一瞬だけの感覚記憶、15-30 秒程度の短期記憶、そして、半永久的な長期記憶です。 一期一会のプレゼン機会で、意識すべきは、短期記憶。 では、どうしたら、限られた持ち時間で、聴き手の短期記憶に効果的に働きかけられるのか? そのテクニックとして知られているのが、古くは、ハーバード大学の心理学者ジョージ・ミラー教授が 1956 年に提唱した 7±2 と呼ばれるもの。当時は、人間が一度に記憶できる限界は 5-9 個くらいとさ

Steal with Pride | 1 スライドあたり 1 キーメッセージ

1 スライドあたり 1 キーメッセージ(スライドは紙芝居)1 枚のスライド上に情報が多すぎると、聴き手は、みなさんの意図しないことに気を取られてしまいます。 聴き手の選択的注意を意図的に引き付けるには、徹底的に視覚的なノイズを排除して、1 スライドあたり 1 キーメッセージが鉄則です。 前回取り上げたように Less is more!少しでも迷いがあれば、思い切ってオッカムの剃刀でバッサリとスッキリさせましょう! どうしても 1 スライドに複数の情報を入れないとストー

Steal with Pride | Less is more!& オッカムの剃刀

これまで聞いた他の人のプレゼンで、途中で迷子になったり、「で・・・結局何が言いたかったの?」って経験ないですか? その手のプレゼンをイメージで例えるなら玉石混交なカオスな状態。大事な宝石が、岩に隠れてしまっています。 そんなプレゼンを聞かされるのって・・・はっきり言って苦行です。 Less is more!(少なさこそ豊かさ)ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に近代建築の三大巨匠の一人であるルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの言葉です。他にも、「

Steal with Pride | 聴き手の無意識に働きかける

聴き手の無意識に働きかける(選択的注意を逆手に取る)前回の「メラビアンの法則(7:38:55 の法則)」と前々回の「Selective Attention(選択的注意)」でも取り上げたように、プレゼンにおいて、スライドに記載している情報や伝えるストーリーだけがすべてではありません。 表情、目線、姿勢、仕草、服装、声の大きさ、抑揚、緩急強弱、間の取り方など、聴き手が無意識に「何か」を感じてしまいます。むしろ、意図して聴き手の無意識に働きかけると効果的です。 特に、効果的なス

Steal with Pride | メラビアンの法則

メラビアンの法則(7:38:55 の法則)カリフォルニア大学の心理学者のアルバート・メラビアンによると、人は複数の感覚から入ってくる情報が矛盾していた場合、話の内容の影響はわずか 7% 。残り 93% は視覚・聴覚からの情報に影響されてしまいます。 みなさんのプレゼンに臨む服装や姿勢、表情や目線の配り方、声のトーンや抑揚の付け方、などなど。プレゼンの内容ではないところにも、細心の注意が必要です。 無意識・無自覚の癖で、聴き手の自分が意図しない印象やノイズを与えてしまってい

Steal with Pride | Selective Attention

Selective Attention(選択的注意)人間の脳は、普段生活しているだけでも常に大量の情報を処理しなければなりません。そのため、脳がパンクしないように、自分にとって重要なものだけを、瞬時に取捨選択しています。 これを、Selective Attention(選択的注意)と呼びます。 他にも、レストランやお祭りなど、大勢の人が騒いでいても、自分の名前を呼ばれると、意外と気がつきますよね!? これは、Selective Attention(選択的注意)のひとつで

Steal with Pride | No one ever made a decision because of a number. They need a story.

No one ever made a decision because of a number. They need a story.(誰も数字だけで決断を下すことはない。そこには物語が必要だ。)ノーベル経済学を受賞したイスラエル・アメリカ合衆国の心理学者・行動経済学者であるダニエル・カーネマンの言葉。 モノの良し悪しの比較はデータの方が分かりやすいですが、実際に買う買わないの判断は、やはりストーリーに影響されるということ。 また、スタンフォード大学ビジネスクールで組織

Steal with Pride | SHARP

SHARP(Stories, Humor, Analogies, References, Pictures)効果的なストーリーテリングのための Five Tips。 聞き手が主役のストーリーで、共感と気づきを与えて自己効力感を醸成します!それが、聞き手(聴き手)自らが行動を起こすのに役立ちます。 1. Stories:聞き手が主役のストーリーがあること。 大前提として聞き手が主役のストーリーがあること。 話し手が主役の「オラオラ」ストーリーではありません。そして、内