「創造の狂気 ウォルト・ディズニー」本を読んだ感想

「創造の狂気 ウォルト・ディズニー」
 ニール・ゲイブラー(著者) ☆3.5

 「ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯」(ボブ・トマス版)がウォルトの人生を肯定的に書いているのと比較して、この本は良い面、悪い面の両方を正直に記している。

 それもディズニー社の全面協力があり、さらにディズニー社からの検閲なしで出版したということだから、情報の量も精度もお墨付きだ。

 ボブ・トマス版では書かれていない事実がいくつも載っているので、新たな発見が多々あるが、約600ページとボリュームが大きく大筋の流れはボブ・トマス版と似ているため、同じ内容が続いて読むのが億劫になることがあるのは否めない。
 あと、ウォルトの人生観には(無意識下かもしれないが)「逃避」というものが根底にあったというのは、とても興味深い指摘だと思った。

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