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紙も折り目がつきすぎて、もう目をつぶっても折れるレベル

出所まで795日(月曜日)

 朝食はパン、カフェオレ、マーガリン、りんごジャム。カフェオレもこの前のミルクティーと同じく味噌汁茶碗に入れられるので、なかなかのボリューム。食後ちょっとしてから30分間の室内運動。どうやら今のこの分類待ちの期間は戸外運動がないらしい。

 朝の申し出のタイミングで例の家族への移送通知の手紙を提出した。260円切手を貼って「速達でお願いします。」と神拘と同じ感じで頼んだら「郵便局の方がこれで受付してくれるか分からんけど、それでもいいならこれで受け取るわ」と言われた。いや、できるはずなんだが、なぜオヤジがそれを知らないんだ…?

 今日から作業が始まるのだが、分類センター(以後分セン)に落ちるまでは居室内でひたすら折り鶴を折る作業。それも新品の紙が入ってこず、全部折り終わったら一つ一つ解体してまた作り直すルーティンの繰り返し。生産性がなさすぎてマジで拷問すぎる。

 10時頃風呂。風呂に向かうまで、入るときのルールが、神拘と違い少し困惑。まず出室時のタオルやシャンプーの持ち方がが決まってる。風呂は40〜50人くらいが、入れる大浴場。シャワーヘッドを持ってはいけなかったり(他の人に水がかかってケンカになるため)、あらかじめオヤジに言われた番号の席に座らなきゃいけなかったり、色々不便だ。シャワーの水圧もクソだし、カミソリも神拘よりショボくてヒゲ剃りに時間がかかる。あと体重計も置いてなかった。

 昼食は麦シャリ、たまごサラダ、いんげんのピーナッツ和え、イカフライ。午後も引き続き作業。紙も折り目がつきすぎて、もう目をつぶっても折れるレベル。これがしばらく続くと考えるとゾッとする…。

 3時半頃に新人のおっちゃんが一人入ってきた。真面目そうだけど、ちょっとズレてるところがあるので、面倒そうだ。

 夕食は鶏肉柚子胡椒炒め、紅白なます、中華風はるさめスープ、爆シャリ。炒め物がマジでウマイ。大刑は飯のレベルが高い!! 配食と同じタイミングで入所時に持ち込んだ本が入っててんやわんや。かなり冊数があったのと、冊数が合わなくて結構揉めた。最終的に全部そろっていたのだが、入所時に冊数を通知してくれないから、ネコババされても気付かない可能性があると思う。

 移送前には自分の持っている冊数を確認しておいた方がいいかもしれない。

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