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無条件に用意された明日はない(3)20歳のソウル

『やりたいことをとことんやろうぜ』

今までシリーズみたいなことはしなかったのですが、初めてテーマを決めてそれに関する本の紹介を行ってきました。今回はその最終回。ひとまずやりきることが出来そうなので1つ達成感。

今回は〇〇先生の「20歳のソウル」を読んだ感想等話したいと思います。今回もよろしくお願いします。今回もネタバレ注意です。

20歳のソウルとは

作曲家になること、恋人との結婚・・・・・・。たくさんの夢を抱えたまま、浅野大義は肺癌のために20年の短い生涯を終えた。告別式当日。164名の高校の吹奏楽OBと仲間達が涙で演奏する大義が作曲した市立船橋高校の応援歌「市船soul」。人生を精一杯生ききった大義のための1日限りのブラスバンド。関係者の証言で描く感動の実話ストーリー。
『20歳のソウル』裏表紙より

この作品は映画化されており、映画で知っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この作品に出てきた市立船橋高校ですが、今年夏の千葉県予選を勝ち抜き、甲子園ベスト4まで行った高校です。本書でもでてきたチャンステーマ「市船ソウル」はめっちゃかっこいいです。YouTubeで検索すると様々出てきますのでそちらも是非。

読んだ感想

小説を読んで初めて涙しました。

年齢(と言ってもまだ23歳)のせいなのか知りませんが、年々感動する作品を見ると涙が出てしまうことが多くなりました。感動で泣くことは健康的にも良いと聞くのでそれはそれでいいのですが。

主人公がどのような人生を歩んできたのか、種目が違いますが学生時代野球に打ち込んでた私から考えたら思うところがたくさんありました。最後のシーンは主人公の告別式のところなのですが、そこがやはり感動しました。どれだけ主人公がみんなに愛されていたか、それが分かるいい場面だったと思います。

日常が奪われることの怖さ

もう1つ印象に残ったことは、「日常が奪われることの怖さ」です。

主人公が病を発症したのが高校卒業後であり、最初はそこまで大したことではないという感じでした。しかし、そこから次第に状況が重くなり・・・という形で物語は進みます。

これ、誰にでも起こり得ることなんです。

この物語自体、事実をもとに制作されたものというのが何よりの証拠でしょう。

正直、そう思うとすごい怖いと感じてしまうだけで、そこからなにか行動できる人ってそんなにいないと思います。(体感ですが)
そこで自分が本当にやりたいことが何かを探し出し、実際に行動できる人になれれば、もっと人生が良くなるのかなと思っています。

終わりに

結局このシリーズを通して言いたいことは「やりたいことをとことんやろうぜ」ということです。本当にnoteで言ってるのはこれだけなんですけど、如何せんそれを言っている人間がやりたいことだけで生活しているかといえばそうではありません。

自分で選んで入った仕事も正直このままずっといることはないなと思いつつも何か転職に向けて行動しているかといえばゼロです。でも最近職場で少しずつ自分から周りに働きかけて行動出来ていることが多いのは少し成長したのかなと思います。知らんけど。自分から動いて、その結果が見えるのは楽しいと最近思っています。

というわけでこのシリーズは終了。またテーマを決めて何冊か紹介するかもしれませんし、もうやらないかもしれないです。このnoteを書いているのが実は秋田新幹線の車内から書いているので、その旅行記とかも紹介できたらなという構想もありますのでお楽しみに。

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