「夫に先立たれたら寂しすぎるから子供が欲しい」
「夫に先立たれたら寂しすぎるから子供が欲しい」
と、先日知り合いが話していた。
なるほど。
子供が欲しいというのは、純粋に子供が好きとか育てたいとかそういうこと以外にも
そういった理由があるのかと、思った。
その方はとっても穏やかですてきな方でいつもわたしのことを気にかけてくださる。
きっとお友達もたくさんいることでしょう。
ひとりになってもお友達がいらっしゃるのでは…と思いつつ、
そんな未来ことまで考えず刹那的に生きる、友達ゼロで子なしのわたし自身とは対照的すぎた気がした。
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配偶者に先立たれるとは、どんな感じなんだろう。
小学生か中学生の頃、家庭科の教科書にライフイベントの中でのストレスの大きさランキングが書いてあって、
1位にあったのが「配偶者の死」だった。
幼いながらに結構インパクトがあっていまでも覚えている。
「配偶者の死」ってことは、結婚している男女で経験するのは二分の一なんだなーとか、
結婚してなければ関係ないんだな、とか、思った。
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わたしの父方の祖父母は、祖母が先に亡くなったけれど、その時祖父は認知症が進んでいて、
祖母が亡くなったことを理解できていなかった。
人生最大のストレスを回避したという点においては、認知症になるということも悪くはないのかもしれない。
むしろ、そのためにひとは認知症にかかるのかも知れない、そんなふうにも思ったりする。
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夜寝るとき、夫が先に寝てしまうのがちょっと寂しいのだけれど、
配偶者に先立たれるとは、この寂しさを煮詰めて濃縮した感じに近いでしょうか。
できることなら、同じタイミングで天に召されたいなぁ。
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