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なんでさあ、

なんで、四字熟語じゃないといけなかったんだろう。

中学生の時、いわゆる部活ガチ勢だった。大体の学校が、試合の時に垂れ幕みたいなやつを体育館の客席から垂らしていたけれど、どうしてどこの学校も、「勇往邁進」だの「不撓不屈」だのを引っ提げていたんだろう。
25歳の私には理解の範疇を超えている。そもそも、検索しなきゃ意味もわからないような四字熟語って燃えるか?胸を張って私たちチームのスローガンに果たしてなるのか?なんなら、そのスローガンはその時代に私が鬼と恐れていたおぞましき顧問の独断での決定である。あぁ、あほらしい。当時は何にも考えてなかった。だって中坊だもん、考えてるわけないさ。
結局あのスローガンに意味も信念も、何も、詰まってなかったんだろうな。今思えば、「血を吐いても戦う」とかもっと泥臭くて馬鹿っぽいスローガンでもいいから、中坊なりの精一杯の知識を振り出した言葉にしてれば、もっと愛着が湧いたんだろうなあ。残念ながら、あの時から今日までもずっと、勇往邁進とは程遠いモチベーションで生きてる。

まあ幸せだしいいか。

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