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元教授、大好きなへぎそばに苦労した思い出:定年退職73日目

先週、東北で開催された学会で、以前に相談や練習会をした学生たちが発表を行いました。今回私は学会に出席しませんでしたが、立派な発表を無事終えたとの報告を受け、ホッと一息つきました。


そうこうしているうちに、次の秋の学会の準備が始まります。学生たちからメールで申請案が次々と送られてくるので、それらの書類を相談・チェックを行いました。申請には、タイトル、100字程度の概要とキーワード、そしてそれらの英語版が必要です。申請後は運営委員の先生方がチェックを行い、発表の可否や分野・発表日程の指定などを決定するので、とても重要なプロセスです。


さて、秋の学会は新潟で開催される予定です。新潟といえば、おいしいお米や魚が思い浮かびますが、私にとって忘れられないのは、やはり「お酒」と「へぎそば」です。以前、新潟の学会の懇親会でご挨拶された長岡市の方が、「祝いの席で、本来は「流れる」という言葉を使うのは避けたいので少し躊躇したが、それよりも美味しいので紹介したい」と言って教えていただいた「吉乃川」が懐かしく思い出されます。

祝い酒:本菰冠り樽詰 吉祥吉乃川(注1)


そして「へぎそば」です(タイトル写真:注2)。へぎそばは「ヘギ」という木箱に入っているのでそう呼ばれるとのことですが、一番の特徴は蕎麦に海藻の「ふのり」がつなぎとして使われていることです。そのため、色も少し緑がかっていますし、風味も他の蕎麦とはかなり異なります。また、ふのりのお陰でツルツルとのど越しが良く、とても美味しいのです。特にお酒を飲んだ後に食べると格別です。


ただ、私の体質かも知れませんが、海藻が多く含まれているためか、食後にお腹が膨れる感じがすることがあります。蕎麦が膨潤しているのか、のど越しがあまりにもよいのでたくさん食べすぎてしまうからか、はたまた一緒に飲むビールのせいかわかりませんが、あまりにも満腹で帰りの新幹線で苦しかった思い出があります。しかしそれでも、へぎそばの看板を街で見かけると、ついお店に入りたくなってしまいます。


大阪の自宅近くにも、「越後蕎麦」を食べさせてくれるお気に入りの蕎麦屋さんがあり、ときどき訪れています。最近は UberEats でも配達してくれますので、月に一度くらいですが、楽しんでいます。こうして書いているうちに、今日も食べたくなってしまいました。


新潟のお酒と言えば、個人的にはもう一つ「越乃寒梅」も忘れられません。良い機会なので、明日はその話にしましょうか。お楽しみに!

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注1:吉乃川株式会社ホームページより
https://yosinogawa.co.jp/

注2:農林水産省Webサイトよりhttps://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/hegisoba_niigata_niigata.html

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