読書記録 / 滅びの前のシャングリラ
滅びの前のシャングリラ 凪良ゆう
最近読みました。
凪良さんの作品は何作か読んでますが
今回の作品も良かったなあ。
多分ネタバレありなので、
嫌な方は回れ右でお願いします。
余韻に浸ったり、自分なら、と考えたり
そんな終わり方の作品が好き。
永遠と感想を語れそうな。
昔から読書感想文は一番に書き終えるタイプで
なんなら代筆もしちゃったりして。
だって読むことも考えることも
語ることも好きだったから。
今回は世界が滅ぶお話。
あと一ヶ月で世界が滅ぶなら。
わたしならどう過ごすのかな。
とりあえず仕事には行かないし
やりたいことを全部やる。
でもやりたいことってなんだ?
娘とのんびり美味しいものを食べて
行きたいところに行って
会いたい人に会って
好きな人に好きだと伝えて。
破滅していく世界から
最後まで娘を守れるのだろうか。
衰退していく、荒廃していく、
そんな世界の中で
一番大切なものを最後まで
守り切れたら
笑顔で元気にいてくれたなら
世界が滅んでも後悔はないのかな。
みんなで一緒に終わるなら
そんなに怖いことはないんじゃない?
苦しまずに一瞬で
隕石が衝突してくるなら
きっとその光景は美しいし
怖がらなくてもいいんじゃない?
自分だけがいなくなったら
残される人たちが悲しい気持ちになるし。
急にいなくなったら
なんで、って疑問がいつまでも続く。
それならみんなで
せーのでいなくなろうよ。
死ぬのが怖いのはきっと
その先を知らないからだし
その先があるのかもわからないけど
一人じゃないなら怖くないし
残される人のことを心配する必要もない。
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