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遅れた年末小話

EssayVlogでこうして話している内容は日頃スマホのメモに殴り書きしたものである。動画として発信するようになってから落ち着いてきたものの暇さえあれば書いているから編集が間に合わない。
今回は2022年冬に書き残したものの、年内の投稿が叶わなかった小さなお話を2つほど、年末に行った動物園の映像とともに紹介したい。

12月21日。
大学の課題評価が見れない。時間をかけて自分なりのベストを尽くしたものを否定されるのが怖い。「お前の頑張りは間違ってるよ」と言われるのが怖い。超初心者から絵を描き始めて、下手くそなのは当たり前だしわかっている。だからこそ、わかっていることを厳しく突きつけられるのが怖い。
上達には避けては通れないんだ。どうにかしたい。対策を考えよう。
まずはどうしても見ないと始まらない。見たら冷静に指摘内容を分類する。課題意図の汲みとりか、作品そのものの技術か。そのどちらかである場合が多数で、作風や作品に反映させた自分の根強い価値観が否定されることはまずない。もし直せと言われたとしてもそれは課題内容にそぐわないだけ。甘いと言われるだろうと予測して、提出してから結果を見るまでの期間が一番怖い。それはきっと制作の過程で手を抜いたとか、自分の中にテーマを落とし込めなかったとかできたはずの部分ができなかった自覚がある時。
なら評価に打ち勝つには自己ベストで望むしかない。評価に、自分の作品に真摯に向き合うこと。どこが甘いのかその度に分析することが結局近道なんだと思う。自分の甘い傾向が分かれば対策も立てられる。今は分からないから辛いだけ。一度乗り越えれば道は開ける。

12月31日。
1年最後の日。成人すればさすがにもう目新しさはない。1日すぎたら一旦数字がリセットされるだけで、人も世界もそんなすぐ変わるもんじゃないってことは17歳の時に作った曲でも歌った。
12月は特に意欲的だったからやることはやりきった。残りの時間はゆっくりまったり過ごそうと自分で決めていたのに、残り10時間をきったところで焦り始めている。焦る気持ちは本当に好きじゃない。ずっとお腹がゾワゾワして落ち着かなくて、休まるものも休まらない。なんとか解決したくなるのが私である。
けど原因がよくわからない。やることやったのになぜ焦っているんだ?本当にやることが終わったのか?いや終わっていなかった。私は自分に休むタスクを課していたのだ。そして昼頃まで遊びという活動をして午後になって休めていないことに気づき焦りだしたのだ。
今日中に今年の疲れは取っておかなきゃ、来年に持ち越したくない。年々元気になってきてコロナもだんだん日常になってきて、来年こそはやりたいことを実行しまくるんだと思っている。別に始めるのはいつだっていいのに。来年の動き回れる活力は今から準備しなければ間に合わないと思っている。スタートダッシュをミスるわけにはいかないと思っている。そんなのミスでも失敗でもないのに。なんだ、やっぱり大晦日や新年にこだわりがあるじゃないか。
私は布団にもぐりこみ、このネタを書きながら自分の思考に気づき、とりあえず瞑想しながら眠ることにした。本当に眠い時以外は眠るまでの時間が暇だという理由でスマホを手放せなくなる悪習慣があるが、瞑想はその暇つぶしとメンタルのいい薬になる。そして、最近の分析によって私の気分が落ちる時の原因のほとんどが睡眠不足か空腹だということが判明した。食べて寝てしまえばすぐ元気に戻れる。太ることを除いてこの発見はとても素晴らしいものだ。安心材料になる。そうか、食べてねればいいんだって。
お昼ご飯はさっき食べた、あとは心置きなく寝て、起きれたら紅白でも見ればいいじゃないか。その時こそやるべきことが終わっているからなんでも楽しめるはずだ。

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