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妻の限界に気づけなかった夫

こんばんは、高作 亘です。
今回は先日起こってしまった家庭内でのことをこれから忘れないために記録として残します。

私は2つ年上の妻、そして2歳と産まれて間もない0歳の娘がいる4人家族です。

普段仕事に出るのは7時過ぎ、帰ってくるのは早くて19時頃、遅ければ22時や次の日の9時など不規則の仕事です。
僕が育児をできるのは夜勤明けの日と土日になります。
なのでメインは妻が担ってくれています。

2021年1月頃から妻のお腹が大きくなり、上の娘の抱っこを長時間しないように気をつけていました。
(過去に流産を数回経験しているため)
その頃から保育園のお迎えを妻が行くと逃げ回り、ギャン泣きして
「パパがいい〜、ママきらい」
と言われることをよく妻から聞いていました。
しかし、家に帰ると
「ママ遊ぼー」
といい、家ではなにも変わらなかったのでそこまで気にしていませんでした。

普段私が迎えに行けるのは1週間に1回、多い時で2回くらいで、その時は
「パパだー‼︎」
と喜んで来てくれて
正直、とても嬉しく妻に
「嬉しそうに来てくれる‼︎」
など言っていました。
(その時からストレスが溜まっていたのかもしれません。)

そこからだんだんと妻のお腹が大きくなり、私も気にしてしまい、娘には
「ママはお腹に赤ちゃんがいるからパパと遊ぼーよ!」
これが娘のイヤイヤを加速させたのかもしれません。

そして、出産。

私は2週間休暇をとり、娘と生活していました。
(コロナで病院に行けなかったので、、)
ママにも会えなかったのですが
娘は頑張って私と過ごしていました。

退院後、4人の生活がはじまりました。
はじめは妻がいなくて寂しかったようで
「ママ抱っこー」
とよく言っていて、妻も産後まもない体でしたが2歳の娘が甘えてくるのを喜んでいました。

しかし、数日経つとまた
「ママきらい」と言いはじめました。

そして、1ヶ月と少したった先日、とうとう妻の限界が来てしまいました。

相変わらず、娘は
「ママきらい、パパ好き」
と言っていました。

その日は土日だったため、私が寝かしつけをし、2歳の娘が就寝した後、
0歳の娘と妻と3人でリビングにいました。
妻は母乳の匂いがしているのか
なかなか0歳の娘が寝付けず私の抱っこで寝ていました。
そしてふと、妻が
「自信無くすわ」
ボソッと言いました。
「母乳の匂いがあると欲しくなって寝付けへんのかな〜?でも、この子たちはママがいないと生きていかれへんからな〜」
と私が言った後、妻を見ると
目に涙が溜まっているのがわかりました。
「なにやっても上手くいかないし、報わない。子どもたちのこときらいになりそうで怖い。。毎日ママきらいと言われて、0歳の娘も私で寝てくれへん。精神的にきてる。
パパがこんなにも手伝ってくれているのに、自分が情けない。育児に私、いるんかな?」
「、、、」
私は妻のその様な姿を見たことがありません。
言葉が詰まってしまいました。

普段育児をしているのは妻であって、誰よりも娘たちのことを思っているのも妻、しんどい思いをしているのも妻、たまに育児をして娘に好かれていい思いをしているのは私。
アメとムチ、その関係が交代することなく続いていたのです。

私は育児をしているつもりで育児をしていませんでした。娘に優しくしているだけ、、
そのせいで妻に辛い思いをさせてしまい、何も言えない状況にしてしまいました。。

私は少し考えて
「少なくとも私はママが必要だし、娘たちはママと私の2人がいないと育てられないよ。
ママに負担をかけすぎてごめん。
躾としてママばっかり怒らせてごめん。
息抜きの時間も取れてなかったね、、
環境が変わってストレス溜まってたのは娘だけじゃないのにママのフォローできてなかったね。
好きなはずの娘たちやのに、きらいになりそうにさせてごめん。
2人で育児をできてたら分かち合えてたね、、
これから2人で何がベストか考えよ。
どちらかだけ辛い思いをするのよくないしね。」

こんな言葉しか出てきませんでした。

それでも次の日、楽しそうに娘たちと遊んでいるのを見て、泣きそうになりました。
(妻だけが頑張ってもダメだ、私も頑張ろう)
と心の中で思い、より深く家族を愛し、考え、時間を設けようと思うようになれました。
ここでようやくパパであり、夫になれた気がします。

終わり

あとがき

私は妻の涙は自分のせいだと思っています。
娘のイヤイヤ期の育児を妻に甘えていました。
大人の甘えは押し付けだと感じました。
こんな自分が嫌になりましたが、これから家族に目を配り、娘たちが成長してくれたとき、本当に自分を好きになれる気がします。


パパになってまだ3年満たないくらいな私ですがその私が言えることは
みなさまも今一度パートナーとコミュニケーションをとり、向き合ってみてください。
子どもたちとも向き合ってみてください。

家族で過ごす時間はかけがえないものです。
その姿をぜひ子どもたちに見せてあげてください。

つたない言葉ではございましたが読んでいただいた方、ありがとうございました。

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