「一か八か」ミニマリストの選択。
ミニマリストは常に「選択」の嵐の只中にある。
・モノを捨てる時。
「これはまだ必要だろうか?不要だろうか?」
・行動を決める時。
「自分が本当にやりたいことなのか?それとも、やりたくないのか?」
・モノを買う時。
「これは自分に必要だろうか?不要だろうか?」
決断するのは自分自身のはずなのに、なぜだか「問いかけ」になっているのは、自分の中に「意識」と「無意識」の領域があることをそれこそ「無意識」で知っているからかもしれない。
「選択」に困った時、人は迷う。
それでもどうしても迷いが捨てきれない時に、人は思い切った方法に出る。
「ええい、ままよ!一か八(バチ)か!」
「迷い」を、より変化の大きい「選択」の方へ振り切るのだ。
「一か八か」の語源は、賭博(ギャンブル)に使うサイコロで「一の目が出るか、それとも他(×)が出るか」とか、それが「丁半(ちょうはん)」で「偶数か奇数か」に由来するとか言われたりしている。
物理的な「数」の動きからすれば、「一」は外へ出る方、「八」は中に入る方なので、おそらく「賭博」の話は後付けだろう。
「八」が「中に入る方」なのは、「八方塞がり」という言葉からも分かるようにどの方位にも動けない時に「下」に向かうからだ。
(日本神話で、大国主命がスサノオのパワハラ?によって火に囲まれ、逃げ場を失った時に、ネズミの助言で「地」に潜って命拾いした話はなかなか象徴的ではある)
ミニマリストは、物を捨てることによって、これまでの生活に変化を起こしていく。
そうして物理的に物を捨てていく過程で、不要な生活習慣を手放すことも起きていく。
「捨てる」を続けていくうちに、簡単に捨てられるものもあれば、なかなか捨てにくいものも出てくるだろう。
そんなときは「一か八か」に賭けてみるのもいい。
きっと今までは見えなかった大きな変化に出会えるはずだ。
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