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捨ててみて、思ったこと。キッチン編 ~「水切り」~

はじめに。

ミニマリストの暮らし方を体験してみたくて、YouTubeや書籍で先輩ミニマリストが「捨ててきたもの」を参考にしながら、部屋の中の物を少しずつ減らし始めた。
どこからともなく、目についたところから。

1.あの時は欲しかった「水切り」

この部屋に越してきて、ようやくキッチンの「水切り」を買った時は、「これでキッチンらしくなって、使いやすくなるv」と思ったものだ。
それまでは、キッチンの小さなスペースに洗った食器や、お箸や包丁が直置きしていたのが、何とも言えず貧乏くさい気がして(いや、実際貧乏なんだけど)、洗い物をするたびに、なんだかため息が出ていた。

電車を乗り継いで、遠くのニトリまでいってやっと手に入れた、白くて小さな一人用の水切りを置いた時には、それはそれは嬉しかった。
とても満足していた。
洗い物をしたら、お箸や包丁は小さなラックにさして乾かせるし、お椀もお皿も水切り籠に収まるし。

でも、いくら水切りで、水が洗い場に落ちていくといっても、使っているうちに当然、水の流れる部分は水垢でほんのり赤くなってくるし、ほこりもたまる。数日か、持たせて一週間ごとには受け皿やラックを奇麗に洗わなければならない。
最初はそれも「生活してる感」があってそれなりに楽しかったが、どんどん面倒になってきた。
しかも、面倒に思う自分が「だらしない」とまで思うこともあった。

うーむ・・・これは、おかしい。
生活を楽しむために買った「水切り」だったはずなのに。

2.「水切り」を手放す

いざ捨てようと思って、ごみの捨て方を確認したら、どうやら「水切り」は「粗大ごみ」扱いになるらしい。
自分で解体して、普通ごみに出せないものかとも思ったけど、かごの部分がどうしても難しいので、さっさと諦めて公的機関のサイトから申し込みをした。
「粗大ごみ」の申し込みは常に多いらしく、いちばん早く引き取ってくれる日でも、申し込みから7~10日間くらい。その間に、水切りを奇麗にし、粗大ごみのシールを購入したり準備をして、前日の夜にシールを貼り指定の場所に置いておいた。

3.捨ててみて、良かったこと。


・無くても困らない。
・むしろ、キッチンから圧迫感がなくなって、視覚的ストレスが減る。
・「水切り」を掃除する手間がなくなる。
・洗い物のたびに給水マットを替えるので、返って清潔。
・給水マットは百均で安価に買える。
・マットの上の食器が目につくので、乾いていたらすぐに仕舞う癖がつく。
・結果、キッチン周りがすっきり片付く。
・片付いたキッチンを見るたびに気持ちがいい!

・・・うーん。メリットしかなかった。

4.私にとっての「水切り」

結局、私はなんであんなに「水切り」が欲しかったかと言うと。

・白くてかわいい「水切り」があると見た目がいい。
(←直置きなんて貧乏くさい)

・「水切り」があるのが、ちゃんとしたキッチン。
(←持てない自分の生活はダメ)

・掃除が出来る自分はきちんとしている。
(←出来ない自分はダメ)


という、要はどこからきたのか分からない謎の「思い込み」と「見得」だったというわけだ。
実際に捨ててみて、自分にはメリット満載だったので、もし同じような思い込みを持っているかも?と思った人は、一度試してみて欲しい。

自分も「水切り」を手放して、「こんなメリットがあった」とか、「良かった」と思った人は、「いいね」か、「コメント」で教えてもらえると嬉しい(*^-^*)

5.追記

「粗大ごみ」に出した日のことだ。
当日の昼に、見慣れぬ番号から電話がかかってきたので折り返したら、粗大ごみの担当者さんからだった。

「お申込の粗大ごみが指定の場所にないんですが」

は?

「えーと、確かにシールを貼って昨夜遅くに指定場所に置いたんですけど」
「あー、じゃあ誰かがもってっちゃったんですね。了解です!」

・・・そうか。一年半は使ったものだけど、それでも使おうと思う人がいるのか。まあ、出すときに綺麗にしといてよかった。
と、思ったものの、そこでふと気が付いた。

粗大ごみでも分別はした方がいいのかと思って、二段組の上の受け皿から下の受け皿へ水を伝わせるための金属チェーンを取り外して別に捨てていたのだ!

・・・持ってった人、申し訳ない。
それ、ちょっとばかし不完全です。







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